にゃんにゃん 44 ページ44
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『 兎に角ー、君たちは自分のクラス戻りなさい。
後で怒られても先生知らないよ 』
「 だって、藤井さんが…… 」
「 っ相川くん!何言ってるの!!さあ戻って!!今すぐ戻って!!ってか何でいるの?!自分のお店に集中しなさい! 」
「 ………許すまじ 」
『 ほら、早く 』
とりあえずA組にいる他クラスの生徒を全員追い出した。なんか言ってるけどまあ気にしない気にしない。
頼むから自分達の店で働けお前ら。売上に貢献しろ。
『 ………くっそォ 』
未だ紅く染まった頬は冷めずにいた。
_______
「 ?そらるさん?? 」
A先生にも追い出され、自分のクラスに戻ろうとそらるさんを呼べば僕はびっくり仰天。
だってそらるさんすっごい泣きそうな顔してるんだもん。
「 ………なに? 」
「 いえ、何でもないです! 」
「 なんだよ 」
バレてないとでも思っているのだろうか。
今すぐにでもその雫は零れ落ちそうなのに、話を聞いて慰めてあげなきゃいけないのに。
あの人に取られる訳にはいかないのに。
あともう一歩の所で僕は中々踏み出すことが出来ない。
自分の弱さを改めて実感する。
「 ねえそらるさん、貴方の考えてること僕も何となく分かりますよ 」
どれだけ一緒にいたか。
どれだけ貴方のことを想ってきたか。
そんなの悔しくて言葉に表せないくらい。
僕だってこんなに貴方が好きなのに。
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あんこもち(プロフ) - 夢主「女っていうかゴリラ」…あるふ(殴 (2019年7月9日 18時) (レス) id: 1c5e807086 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - 兎蒼さん» お楽しみにしている所大変申し訳ないのですが、今最終編を書いている途中で、ある程度お話書き終えてから公開する予定ですのでそれまで待機していただけるとありがたいです(´;ω;`)ご迷惑お掛けして申し訳ございません<(_ _)> (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - ありすさん» 面白いと言って頂けて大変嬉しいのですが今最終編を書いている途中でしてある程度お話書いてから公開する予定でしたのでそれまで待機していただけるとありがたいです(´;ω;`)申し訳ございません<(_ _)> (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - ふわりさん» 今続編を書いている途中でして、ある程度お話を書いたら公開するつもりですのでそれまで待っていただけるとありがたいです<(_ _)>大変申し訳ございません(´;ω;`) (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
兎蒼(プロフ) - パスワードかかってて見れないです。気になるのにぃ… (2019年1月5日 11時) (レス) id: 12b1047a8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むんく 。 | 作成日時:2018年6月23日 14時