わんこ系とにゃんこ系【男主】

にゃんにゃん ４０ ページ40

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「 せーんせっ 」
『 おー藤井さん………ってその格好どうした？ 』
「 ふふっ可愛いですか〜？ 」
『 うん、可愛い 』
「 っこうやって何万人との女の子達を落としてきたわけか………… 」
『 なに？ 』


一人でぶつぶつ喋っている藤井さんの顔を覗き込むように問いかけると「なんでもないでーす」と笑って濁しながらくるりと回りヒラヒラとスカートを揺らす。


何故か今の彼女はメイド姿だ。
小柄で可愛らしい彼女にそれはよく似合っていた。


「 私達のクラス明日メイド喫茶するので先生も来てくださいね！！ 」
『 メイド喫茶？？ 』


………そういや明日文化祭か。
最近バタバタしてて全然覚えてなかった。

一ノ瀬達のクラス、何やるんだろ。


「 ……ふふ、楽しみにしててくださいね？ 」
『 あぁ、うん。ありがとう 』

…………何だあの怪しい笑みは。
絶対何か企んでますって顔だよな、やめてくれよ。





＿＿＿＿その頃の2年B組は………


「 は、馬鹿じゃないの？絶対やだ 」
「 そこを何とか！！！お願いします……！ 」
「 嫌だって。誰得だよ 」
「 それは……あの人に決まってるでしょう？ 」

ある物を目の前に差し出され絶句する俺と頑なにお願いしてくるまふまふ。
暫くやり取りが続いてついにまふまふが折れたのか、深い溜息をついた。


「 ………藤井さんにお願いされたんですよ、相川くんならいける！って、」
「 ………………なるほど、納得 」
「 ってことで着てください！！！ 」
「 寄るな、見せるな、喋るな！！！黙れ！！ 」


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