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わんわん 33 ページ33

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「 ねえ志麻先生大丈夫なの? 」
『 ………えー、この状況で志麻の心配ですかあ? 』
「 だって、一人であの人数って流石に無理があるでしょ 」


そりゃ心配もするよ、と正直に口を開けば、
さっきまでいじけたように頬を膨らませていたせんせーは「ああ、まあね」と余裕そうな声を漏らした。


『 心配しなくても、志麻って高校時代は地元の人では知らない人は居ないって言われてたくらい暴れてた不良だったから。

まあ後は通報されないかだけ心配だなあ 』


「 え、志麻先生と昔から仲良いの? 」
『 そうだけど、言ってなかったっけ? 』
「 ………聞いてねぇよ 」


志麻先生が不良だったとか、意外と言えばそうかもしれないけど、言われてみればイメージに合ってるかもしれない。

だとしても、相手は30人弱は居た。
それを一人で片付けるって、そんなこと可能なのだろうか。


『 心配なの? 』
「 だって……… 」
『 ………見に行ってくる?待ってるけど 』


…………何処となくせんせーが冷たい。
突き放されてる感じってゆーか、表情も少し怒っているような悲しいような複雑な顔。



「 ………なら、行ってくる 」


そう言って背中を向ければ、クイッと後ろに体が傾いた。
俺の服の裾を掴んでせんせーは伏し目がちに言った。



『 え、は?ほんとに行くの? 』
「 今更なに? 」


『 ………やっぱりだめ。行ったら、だめ 』
「 せんせー? 」
『 やーだ 』


体は勢いよくせんせーの腕に持っていかれ、あっという間に抱きしめられる。
ドキドキ煩い心臓とせんせーのいつもと違う様子に動揺が隠しきれなかった。



『 かっこ悪いのは分かってる、俺だってこんなんだけど志麻のこと凄い心配してるし 』

『 ………けど、今はそばに居てほしい。一ノ瀬じゃないと嫌だ。ねえ、お願い 』



かっこ悪いなんて思うわけない。
せんせーはかっこいいよ、俺には勿体ないくらい。


…………せんせーより優先するものなんて無いんだよ。



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あんこもち(プロフ) - 夢主「女っていうかゴリラ」…あるふ(殴 (2019年7月9日 18時) (レス) id: 1c5e807086 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - 兎蒼さん» お楽しみにしている所大変申し訳ないのですが、今最終編を書いている途中で、ある程度お話書き終えてから公開する予定ですのでそれまで待機していただけるとありがたいです(´;ω;`)ご迷惑お掛けして申し訳ございません<(_ _)> (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - ありすさん» 面白いと言って頂けて大変嬉しいのですが今最終編を書いている途中でしてある程度お話書いてから公開する予定でしたのでそれまで待機していただけるとありがたいです(´;ω;`)申し訳ございません<(_ _)> (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
むんく 。(プロフ) - ふわりさん» 今続編を書いている途中でして、ある程度お話を書いたら公開するつもりですのでそれまで待っていただけるとありがたいです<(_ _)>大変申し訳ございません(´;ω;`) (2019年1月6日 2時) (レス) id: a3ad9b8291 (このIDを非表示/違反報告)
兎蒼(プロフ) - パスワードかかってて見れないです。気になるのにぃ… (2019年1月5日 11時) (レス) id: 12b1047a8c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むんく 。 | 作成日時:2018年6月23日 14時

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