ぼくのだいすきなおねえさん【桃】 (ページ8)

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告白ページ8

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「 …………おにいさんとおねえさんはこいびとなん？」

『は？』

いや子供の想像力ってほんま豊かやなぁ。
どこをどう見てこんなんと恋人に見えるん？

こんなんと付き合うくらいなら私一生独身でもええわ。

「どうやと思う？」

『いや、えっ大毅、否定しろって！』

あんたまで乗っかったら収集付かんくなるやん………
子供ってあんたが思っとる以上に純粋やねんで………………

「 Aおねえさんは、ぼくのやもんっ、！！！
とらんといてっ！！！！！」

『のんちゃん？』

急に大きい声を出したかと思えば、そんなことを言い出す始末。随分気に入られたみたいだ。

小一からそんな独占欲出しとったら将来が心配やでお姉さんは…………

「コイツ年下はタイプちゃうって言うてたで、残念やったなぁ～」

『やから、あんたまで乗らんでええっちゅーねん』

大人げなさすぎやろ。確かに年上の方が好きやけど。
小一のこんな可愛い幼気な少年相手に何の意地張ってんねん意味分からん。

「、だいききらいっ！！！」

「せめてお兄さん付けて！」

「ふんっ、きらいやもんっ、あほだいき！」

「アホて………俺も生意気なガキは嫌いやわ！」

『あんたも大概変わらへんわ』

小一相手に調子に乗る大毅の頭を強めに叩くと、
「いっだぁ！！鬼！！ゴリラ！！！」
なんて言うてくるからもっかい思いっきり叩いといた。

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今度は私と大毅が言い合いになっていると、
いつの間にかプールサイドに上がってきたのんちゃんが膝に置いてあった私の手を小さな両手で取った。

そして、私に向かって確かに彼はこう言った。

「なあなっ、ぼくがおねえさんのかれしになったるねん！」

それと同時に頬には柔らかい感触と可愛らしいリップ音。

…………………………？？？？？？

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