Sea is him…? 2 ~BTS's Summer vacation~ (ページ8)

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私はグクの本棚から中学の卒業アルバムみたいなものを見つけた。

「これってさ、グクの中学の卒業アルバム？
　見てみたいな～。だって今年のでしょ！！」

私は思わず微笑む。
きっとグク可愛いんだろうな。

グクの卒アルを手に取り、
本棚に背を向けてグクが飲み物を置いた机のほうに向かおうとしたが

ドンッ

グクが本棚に手をついて私を止めた。

これ、漫画とかドラマとかでよくある"壁ドン"じゃん…。
これはどういう状況…！？

グクとの顔の距離が近い。
私は自分の心臓の動きが速くなっていくのを感じた。
落ち着け…私。

グクは口を開いた。

JK「ねぇ。ヌナ。

　男女1つ部屋の下で何もないと…思う？」

「…え？」

何だか私は脚の力が抜けて、
その場に座り込んでしまった。

JK「ヌナ…！？大丈夫？」

グクが私の脚を触ろうとした。

が私はそれを払った。

「………大丈夫だからっ！！
　海で溺れてから、ちょっと調子が狂ってるのかも(笑)」

今、グクに身体を触られたら
心臓が爆発しそうな気がする。

するとグクが急に手で私の髪を触ってきた。

「…っ！？」

JK「テヒョニヒョンばっかり、独り占めしてズルいよ…」

「意味…わかんないよ…」

グクからテテの名前が出るとき、
グクはいつも切なそうな顔をする。

JK「俺のことも…見てよ？」

グクは私の背中に手を回し……

回そうとした。

だけどその時。

ガチャ

急に部屋のドアが開いた。