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JK side
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Aのおばあちゃんは
今日の午前中は家にいないらしい。
JK「じゃあ…今日は2人っきり…だね?」
「…そうだね?」
2人きりとか何気に
この夏初めてじゃない?
俺の心臓はドクンドクン鳴る。
何だか落ち着かない。
「ど…どうせ今日は、おばあちゃんもいないしさ!!
グクの家に行っちゃダメかな?グクの部屋とか見てみたいし!!」
JK「え…俺の家!?」
突然のAヌナの提案に俺は驚いた。
「あっ…別にダメだったら気にしないで!!」
俺の部屋でヌナと2人きり…?
JK「…別に平気だよ。
たまには俺の家にしようか。」
俺は嘘をついた。全然平気じゃない。
___ヌナに触れずに帰らせる自信がないんだ。
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俺が飲み物を持って自分の部屋に入ると
勝手に俺の本棚を漁っているAヌナ。
JK「何してるの?
少年漫画くらいしかないでしょ。」
俺は飲み物を机に起き、ヌナの横に行く。
「これってさ、グクの中学の卒業アルバム?
見てみたいな〜。だって今年のでしょ!!」
ヌナは笑う。
___それはまるで俺を"男"として見てないような。
危機感の全くない笑顔。
俺の卒アルを手に取り、
本棚に背を向けて飲み物を置いた机のほうに向かおうとするヌナを
俺は自分の手を本棚につけ止めた。
よくある"壁ドン"ってやつ。
JK「ねぇ。ヌナ。
男女1つ部屋の下で何もないと…思う?」
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年10月8日 21時