プレゼント ページ44
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ついに港に着いた。
「荷物、ありがとう。」
JK「大したことじゃないよ。」
私はグクからキャリーケースを受け取る。
「あー、本当にお別れだね。」
JK「だな。もう泣きすぎたわ(笑)
絶対明日目腫れるやつ。学校で笑われるわ(笑)」
「私も(笑)
絶対ジミン馬鹿にしてくる〜!!」
"確かに!!"とグクは言う。
「あっ、そういえば…」
私は左の薬指をグクに見せる。
JK「あ…」
「これがあるから、
毎日グクのことが忘れられないね。」
JK「嫌になるくらい思い出してよ(笑)」
その薬指にはグクがくれたおもちゃの指輪。
「うん。
そろそろ時間だ…」
私はグクのことをまた抱きしめた。
このグクの厚い胸板が好き。
JK「今日はやけに積極的だね。」
「まだまだだよ…」
JK「え…?」
私はグクの肩を掴んで背伸びをして
グクの唇に自分の唇を重ねた。
JK「…っAヌナ?」
「1日早いけどお誕生日おめでとう。グク。
私からあげられるものがなかったから…
今のが誕生日プレゼント。」
9月1日。
それはグクの大切な誕生日。
JK「Aヌナからなんてズルいって…」
すると今度はグクに
私の唇を塞がれた。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年10月8日 21時