Sea is him…? 2 ~BTS's Summer vacation~ (ページ38)

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花火ページ38

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ドンッ

ついに始まった打ち上げ花火の時間。

私とグクは
浜辺にレジャーシートを敷いて座り、
夜空を眺める。

JK「綺麗だね。」

「そうだね。」

花火は光っては消えていく。

「花って儚いよね。」

JK「え？」

「花って綺麗だけどさ…
　いつかは枯れちゃうじゃん。
　だからこそ、"綺麗"なんだろうけど……」

嫌だな。
私たちも花みたいになったら。

来年の夏には
グクの気持ちが揺らいでたりしたら。

JK「不安なの？」

「いや…別に」

図星だった。

気がつけば私の目には涙が流れていた。

JK「泣いてるじゃん。」

「…泣いてないし……暗いから見間違えてるんじゃない？」

私はグクの胸に抱き寄せられる。

JK「俺は、Aヌナのことを忘れたりしないよ。」

「私、寂しがり屋だし
　愛重かったりして面倒くさいけどいいの？」

JK「受けとめるよ。
　そうだ、毎日絶対電話しよう？」

「……うん。」

私は気持ちを落ち着かせる。

JK「1つ言わせて？

　俺、今までAヌナのこと忘れた日なんて1日もないよ。

　 Aヌナが島にいないときも毎日Aヌナのことを考えてた。」

「……嘘？」

JK「本当。
　だから、大丈夫。
　俺らは離れてても……」

グクは笑った。