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あれから私たちは
いろんなものをはんぶんこして食べた。
JK「…あっ!!」
「どうしたの?」
綿菓子を食べていた私たち。
急にグクは何かを見て"あっ!!"と言い出す。
JK「ヌナ。そこのベンチに座って綿菓子食べながら待っててくれない?
すぐに戻ってくるから!!」
「え?あ、うん…」
グクは走ってどこかに行ってしまった。
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グクは宣言通り、
すぐに帰ってきた。
JK「お待たせ〜。
Aヌナ!!目閉じて!!」
「目?」
私は目を閉じる。
すると指に何かはめられた感覚がする。
JK「開けていいよ。」
目を開くと
私の左の薬指には
子どものおもちゃ(?)の指輪。
JK「さっき小さい子たちが見てるの見つけてさ…
Aヌナ。
俺がいつかAヌナに
ちゃんとしたダイヤの指輪を買ってあげるまで
俺のことを好きでいてくれる?」
そんなの決まってる。
「当たり前じゃん。
ずっと好きだよ。」
JK「俺たち、いつも一緒にいれないから…
それが繋がってる証ね。」
私は指輪を見つめる。
「お子ちゃまのグクっぽくて良いんじゃない?(笑)」
JK「お子ちゃまじゃないもん!!」
____おもちゃの指輪でこんなにも嬉しいなんて。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年10月8日 21時