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TH side
・
夜。
いつものように溜まり場にいる俺。
『…………ン』
TH「…」
『………ョン』
TH「…」
『……テヒョニヒョン!!無視しないでくださいよ!!』
弟の声で我に返る。
TH「あぁ、悪い…
ボーッとしてた。」
俺はどうしても
あの光景が頭から離れない。
気を失って辛そうな顔をしているA。
それを抱えるグク。
そして
"Aヌナのことを守れないんだったら、Aヌナの横にいないでくださいよ!!!!!!"
というグクの叫び。
俺だってAのことを守りたかった。
今回はタイミングが悪かっただけ。
俺は結局、良いところをグクに奪われるんだ。
TH「……っクソ!!」
俺は手にしていたペットボトルを投げ捨てた。
だけど
"ポイ捨てはいけませんよ。テヒョンさん。"
そう注意してきたAのことを思い出した。
俺はペットボトルを拾う。
TH「俺…
クソカッコ悪いじゃん(笑)」
Aのせいで俺は可笑しくなっている。
それがAじゃない他の人だったら俺はここまで変わらなかったはず。
___俺はAに染められていく。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年10月8日 21時