Sea is him…? 2 ~BTS's Summer vacation~ (ページ27)

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「……ていうことなんだ。」

私はこの島に来る理由を
グクにも話した。

JK「Aヌナ……」

グクの切なそうな眼差し。
私はグクのその目が見たくなかったんだ。

グクは優しいから…
だからこの話をしていなかった。

グクは
私のことを強く抱き締める。

JK「俺は…
　ずっとAヌナの味方だから…ね？」

「……うん。」

JK「辛いことは1人で抱え込んじゃダメだよ。
　 2人で分け合えば半分だからさ。」

「…うん。」

そしてグクはニコッと笑った。

JK「Aヌナは強いね！！
　本当に頑張ってるんだね。」

私は思わず涙が溢れ出した。

今まで私が親に振り向いてもらいたくて重ねてきた努力。

それは親には届かなかった。

だけどグクに認めてもらえた気がした。

JK「わ～～泣いたら可愛いヌナの顔が台無しだよ～～」

「グクが泣かせてきたの～～っ」

JK「…泣いてても可愛いけど」

「からかわないでよ～～！！」

JK「(笑)
　泣きたいときは泣いたほうがいいよ。
　涙が枯れたら笑顔が咲くでしょう？」

私はその言葉に甘えて
グクの腕の中で泣いた。