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テテは下を向いた。
TH「何で……
それを俺に言うんだよ…?(笑)」
テテは全然、笑えてない。
私がそうさせてしまったんだ。
「テテ……」
TH「早くグクに…
その気持ち伝えてこいよ!!
…グク、きっと喜ぶよ。」
テテは私の背中を押した。
TH「……俺が保証する!!!!」
テテは顔を上げて、
いつものように口を四角くさせて笑うんだ。
「テテ…ごめん……」
TH「謝るなよ…」
私はグクのこともテテのことも諦めたくなかった。
「私がわざわざこの気持ちをテテに伝えにきたのは
テテに隠し事なんて嫌だから。
それにテテとは
そんな軽い関係じゃないって分かってるからなんだよ。」
テテはブランコから立ち上がる。
TH「そんな風に言われたら
フラれたはずなのに悪い気しねぇな(笑)」
私もブランコから立ち上がる。
「テテ?」
TH「ん?」
「これからも仲良くしてくれるよね?」
テテは私の目を見つめて言った。
TH「当たり前だろ!!」
「ありがとう。」
私はホッとする。
TH「だから心配しないでグクのところに行ってこい!!!!」
「うん!!!!」
私はグクのいる海へと駆けて行った。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年10月8日 21時