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私は公園に着いた。
するとブランコに乗るテテがいた。
「ごめん。待たせて…」
TH「全然待ってないから大丈夫だよ。」
テテは口を四角にして笑う。
私もブランコに座る。
TH「どうしたの?公園に呼んで。
他の人がいると困る話?」
「…まぁね。」
きっと私はこれからテテのことを…
私は胸が痛くなってきた。
でも本当に辛いのは、隠し通していくことだから。
「テテ。昨日は私のことを助けてくれてありがとう。
強くて頼れるそんなテテはカッコいいよ。」
TH「何だよ、急に(笑)」
「テテはさ…
私のこと、好き?」
私たち2人しかいないこの公園。
聞こえるのはセミの鳴き声だけになってしまった。
テテはなかなか口を開かない。
私はこの数秒が
数時間のように感じた。
TH「俺は、
Aのことが好きだよ?」
あぁ。やっぱりそうなんだ。
やっぱりテテは私に気持ちを隠しきれないよ。
夏だけの付き合いだけど、それだけ親しい仲だから。
TH「Aはさ、
俺のこと好き?」
「え?」
それだけは聞かれたくなかった。
その質問だけは聞きたくなかったのに。
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作者名:へばるぎ。 | 作成日時:2017年10月8日 21時