Happy Birth Day JIN！！ -BTS- (ページ6)

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JN「今日は朝からAヌナが遅く出勤するとか何か可笑しいなって思ってたんだけどさ。
　俺、気づいたんだよね。帰ってきたときに。」

ジン君はケーキを食べながら話す。

「何を？」

JN「手、出して？」

「あっ……ダメ…」

私が拒否したのに
ジン君は私の手を引っ張った。

JN「いつもみたいに仕事しただけで
　こんなに指切らないでしょ。」

私の指には何枚も絆創膏が。
絆創膏が貼れていない傷もある。

私は慣れない包丁を使ったせいで指を切りまくった。
自分でもびっくりするくらい。

それをジン君は気づいてくれたんだね。
ジン君には敵わないな。

JN「Aヌナが料理を作ってくれるなんて嬉しいよ？
　でも、急にどうしたの？
　もし、あれだったら俺が教えたのに……」

「私が……女のくせに家事とか何もできないから……
　もしかしたらジン君も家事ができる女の子が好きなのかなって不安になったりして……
　せめてジン君のお誕生日くらい料理を作ってあげたくて……っ」

私は思わず泣いてしまった。
ジン君は私の背中を擦ってくれる。

JN「大丈夫。大丈夫。
　俺は、そのままの(名前ヌナ)でも大好きだよ。

　俺だっていつも本当は不安なんだ。
　俺、男のくせにAヌナほど仕事ができないから……。

　でも"男だから"とか"女だから"なんて関係ないと思うんだ。
　自分の得意なことをやればいい。そうやってお互いに苦手なところを補っていければいいんだよ。
　 1+1は大きな力になる。」

「ジン君……」

私はジン君に抱きしめられた。