【SAO】事故死で死んだがアンダーワールドの住人でかなりの重要キャラ？になってました (ページ20)

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第20話ページ20

雨緑『くるるる....』

A『大丈夫よ、雨緑
心配しないで』

A『....』

A『なぜ....』

A『なぜ人界人だけではなく、亜人の魂から生まれてくる
神聖力も、そのすべてが温かく清らかなの....』

A『もし人界の民も、闇の国の怪物も
持っている魂が本質的に同一のものだとしたらーー』

A『ただ生まれた場所が、山脈のあちらかこちらか
だけの違いしかないのだとしたら』

A『いったいなぜ彼らは、そして私たちは
戦っているのか』

A『....』

A『....キリト
お前が無事ならーー』

A『ーーいいえ、これは私の役目』

A『広大な峡谷の空間神聖力をすべて消費するような
巨大術式を、いったい誰が使えるというのですか』

ファナティオ『それはあなたです
A・シンセシス・サーティ』

ファナティオ『自分では気づいていないかもしれませんが、現在の
あなたの力は、整合騎士の範疇をも超えています』

ファナティオ『いまのあなたなら行使できるはず
天を割り地を裂く、まことの神の力を』

A『そう、私はこの役目を果たさなければならない
たとえ、自分の命に代えても』

A『最高司祭に剣を向け、公理教会の支配体制を
揺るがした私の責任なのだから』

雨緑『ぐるるるっ！』

A『ーー来た！』

A『私ひとりでは、数千を超える暗黒術師の
素因保持量にかなわない』

A『それに、神聖力をただ熱素や凍素にするだけでは
峡谷の神聖力を使い切るほどの神聖術にはならない』

A『でも、光素を鏡で閉じ込めて、無限に反射させればーー』