第2話 ページ2
オーシャン・タートル襲撃前
キリト『くっ、逃げられたか....
シノン、そっちはどうだ?』
シノン『ダメ、森の奥にも気配がないわ
....完全に撤退したみたいね』
アスナ『こんなにあっさりいなくなっちゃうの!?
勝率100%って聞いたのに』
シノン『ええ....私もびっくりした
確かに、ひとりは仕留めたけど....』
キリト『勝てないと悟ったからなのか
それとも....』
クライン『よう、キリト!
やっぱり逃げられちまったのか?』
サトライザー『タイムアップか....全チーム後退
グリッド19から離脱しろ』
ヴァサゴ『あれが今日最後の獲物だろ?
負け戦で終わっていいのか、ボス』
サトライザー『あんなイレギュラーなスコードロンと戦っても
訓練にはならない』
サトライザー『本番の作戦に悪影響が出ても困るしな
行くぞ』
ヴァサゴ『....また会おうぜ』
ガブリエル視点
先日、私が勤務するグロージェンDSに
とあるミッションが持ち込まれた
依頼人はNSA。国家安全保障局からの
依頼は珍しい
ミッションは、とあるテクノロジーの奪取
敵はステイツの同盟国である日本のJSDF
当然、完全非合法で、ミッションは極秘裏に
遂行することが求められる
本来であれば、私自身が実弾の飛び交う作戦に
参加するのは愚かな行為であるがーー
今回ばかりは、どうしても参加しないわけには
いかなかった
とあるテクノロジーとは
《ソウル・トランスレーション・テクノロジー》
人間の魂を読み解き、複製するという
驚異のテクノロジーだ
《SAO事件》により下火になるかと思われた
日本のフルダイブ技術開発はーー
逆に、人の魂を紐解くところまで発展していたのだ
NSAの懸念は、人工知能兵士による
東アジアの軍事バランスが崩れること
だが、私にとって世界のどこで戦争が起きようが
知ったことではない
その魂の宿る人工知能《A》だけは
必ず私が手に入れる
そして、あの日見たあの美しく甘味な光景を
もう一度見るのだ
ガブリエル『....君の魂は
....きっと甘いだろう....』
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作者名:シオ | 作成日時:2021年5月30日 16時