【HQ】がんばる及川さん【及川徹】

がんばる 13 ページ13

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｢及川ー山車今どんな感じ？｣

｢順調順調〜！｣



仮装パフォーマンスのテーマ、
6組は "大正ロマン" に決まった。


各係に別れて本格的に準備を進めていく。

高崎とはしばらく話せていない…。


｢あ、及川！今日ファッションショーの代表4時に社会科教室集合だって！｣

｢おっけー！ありがとう！｣


タイミングが良いのか、悪いのか。


｢及川何ニヤニヤしてんだ〜？気持ち悪い｣

たまたま通りかかったマッキーにディスられるけど不思議と嫌な気持ちにはならない。

話せるといいんだけど…。



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高崎を呼びに行こうと教室に戻る。



｢あ…及川、ごめん！｣


見つけたと思えば、突然頭を下げる高崎。

｢…え？｣

｢私、お礼するって言ったのに結局してなくて最低な奴じゃん、それで勝手に気まずくなってた…｣


そんな事、気にしてたのか。
心做しか避けられてると思ってたけど…

自然と口角が上がってしまう。


｢じゃあ、牛乳パン1つで許してあげる！｣
｢優勝して毎日奢ってあげるわ！｣
｢優勝したら無料券配られるんだから奢りでは無いでしょ！｣
｢あ、バレた？｣


やっぱり高崎といる時間が楽しいんだ。

別に高崎が俺をどうも思っていなくたって
俺が頑張るし、惚れさせればいいんだ。

これ、及川さんの得意分野だし！



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