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｢ねぇ…、いつの間に？どっちから？｣
さっきの興味津々な様子とは打って変わって勘右衛門は真剣な表情で聞く。
｢それは、秘密だ｣
｢…いじわる｣
｢三郎いつの間に仲良くなったんだ？昨日は喧嘩をしてたじゃない｣
｢いや、まぁ、ソレはアレだ。夜に仲直りに行ってだな…｣
｢それでまぐわって来たってか？｣
｢八左ヱ門！｣
雷蔵の質問にしどろもどろ答えて内心焦る。不貞腐れたように下品なことを口に出した八左ヱ門を雷蔵が嗜めて、じとりと三郎を見つめた。
耳を研ぎ澄ましてそれを聞いていた凪彦はお吸い物が器官に入ってゲホゲホ咳き込む。隣のタカ丸がわわっ大丈夫？と言って背中をさすってくれた。
｢なぁ、でもそれってどっちが下なんだ？｣
先程まで我関せずだった兵助が純粋な疑問だったのか長いまつ毛を揺らしながら聞いた。
｢え？｣
｢だって男同士だろ？｣
その事に考えが至っていなかったのか三郎は目を瞬かせる。顔は急激に温度を持って熱を発する。
｢そ、そりゃやっぱり…｣
｢久々知せーんぱい｣
焦った三郎を遮るように凪彦は久々知兵助に近寄って話しかけた。
｢…ん？｣
｢これあげます｣
｢お豆腐だ！いいのか？｣
｢はい、お豆腐を食べてる先輩が可愛いのであげます｣
｢か、可愛いって…｣
兵助は先程の話題がもう頭から抜け落ちたのか、冷奴が乗った小鉢を凪彦から受け取って嬉しそうな顔をする。合わせてタラシのように、｢可愛いので｣と歳下に言われて恥ずかしさに顔が赤くなった。
傍によったせいで凪彦へ五年の視線が注がれる。
チラリとその方角へ顔を向けて微笑んで凪彦は三郎の前、雷蔵の隣へ腰を下ろした。
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墺士(プロフ) - 夜ながながさん» コメントありがとうございます！応援よろしくお願いします🤍 (12月11日 13時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
夜ながなが(プロフ) - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！とても大好きな作品です🫶🏻💖これからも応援しています！ (12月11日 12時) (レス) id: ebecf52502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2023年12月11日 10時
