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｢もう三郎のこと嫌いになっちゃった？｣
｢えぇ！？どうしてそんな話になってるんですか？｣
凪彦は驚いて手にしていた手裏剣を机の上に落とした。チラリと勘右衛門の隣に座る三郎の顔を見て視線を下へ逸らす。
｢鉢屋先輩のこと嫌いになるわけないじゃないですか…｣
ガタリッと離れた席に座っていた七松小平太が席を立った。
それに全く気がついていない凪彦は両手をモジモジさせて親指をクルクル回す。
｢それよりも……どちらかと言うと鉢屋先輩の方が……あ〜……、僕のこと嫌いになっちゃったんじゃないんですかね……｣
三郎は目を見開いた。
いや、は？待ってくれ…。
なんだこの後輩、なんだこの後輩は……。
目の前の後輩はポポポッと頬を桜色に染めてそれを隠すかのように両手でほっぺたをムニムニ押してそっぽを向いていた。
凪彦は無反応な三郎に対して｢生意気でしたし…呼び捨てしてしまいましたし……｣と言葉尻に小さくなる声で続けた。
さらに凪彦は申し訳なさそうに雷蔵をチラリと見る。
｢不破先輩も……｣
｢え！？そんな訳ないよ！僕は気にしてないから！ねぇ？三郎｣
｢あ、あぁそうだよ。私も気にしていない。同じ委員会の後輩だ、そう簡単に嫌いになるわけないだろう？私も悪かった、大人げなかったよ｣
そんな二人の言葉に凪彦はほっとした表情をした。
｢お食事中に騒がしくしてしまって…久々知先輩も巻き込んじゃって、すみません…ホント……｣
凪彦と目が合った兵助はその言葉に目を
凪彦は兵助に向けていた顔を再度雷蔵に向けて彼の頬に手を添えた。
｢腫れなければいいんですけど…｣
雷蔵の目の下を親指で撫でて、彼の瞳を覗き込むように目を細めて困った顔で微笑んだ。
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墺士(プロフ) - 夜ながながさん» コメントありがとうございます！応援よろしくお願いします🤍 (12月11日 13時) (
レス) id: 6957722078 (このIDを非表示/違反報告)
夜ながなが(プロフ) - 続編おめでとうございます！そしてありがとうございます！とても大好きな作品です🫶🏻💖これからも応援しています！ (12月11日 12時) (レス) id: ebecf52502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：墺士 | 作成日時：2023年12月11日 10時
