▽ ページ13
*
北「京本、大丈夫か？」
Aが寝ているソファを見つめたまま放心状態になっている大我に声をかけたのは意外にも北斗だった
京「.................俺は、大丈夫」
大我はフラフラとおぼつかない足取りでAに近づきソファの横に座り込んだ
京「Aは、何に悩んでるの？何に、苦しんで..........」
そこまで言うと、流れた涙を隠すように俯いた
長い付き合いになる俺らでも、あそこまで取り乱すAは見たことがない
特にAのことが人一倍大好きな大我にとって、あんなAを見るのは辛いことだったはず
「「...............あ、」」
ふと、数日前仲のいいスタッフさんとした会話を思い出した
慎「なぁ、ジェシー」
ジ「多分、同じこと考えてる」
俺と慎太郎は目を見合わせて一緒に楽屋を出た
高「アイツら、なんか知ってんの？」
樹「...............さぁ」
俺らが真実を知るのも、あと少しのこと
*
『...............頭いた、』
ジェシーと慎太郎が出ていってすぐ、Aは起きた
京「A、！大丈夫？」
声をかけても大我を見つめるだけで返事をしないA
教えてもらったような泣き叫んだりというのは収まったみたいだけど
樹「ちょっとごめん、うるさいかも」
そう言った後、樹はバカでかい声でAの名前を呼んだ
俺も北斗も大我も耳を塞ぐ中、Aだけは顔を歪める俺らを見てきょとんとしていた
そんなAを見て樹はやっぱり、と呟いた
樹「Aは、耳が聞こえてないんだと思う」
”唖然”という言葉がピッタリだと思った。
大我は泣き崩れ、北斗は爪が食いこんでしまうほど両手を握りしめていた
樹も、今にも涙が零れそうだ
俺だって..........
『大我？なんで泣いて...............え、？』
途中まで話して、気づいたのだろう
______自分が話す声さえも聞こえないことに
『..........ぇない、きこえない、』
Aがポロポロと涙を流すと、大我もAに縋り付いて更に大声で泣く
全員が涙を流す中、この空気を破ったのは
ジ「.....はぁっ、はっ、」
慎「、っ 全部、わかったかも.....」
何分か前、突然いなくなった2人だった
これから2人が話すことが、”SixTONES”のこれからを決める。
*
精神的にダウンどころじゃなくなってきた笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1172人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
理亜菜 - 光さん» 全然大丈夫ですよ！書いて頂くのが嬉しいので (2020年9月15日 22時) (
レス) id: b69ffec9f4 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 理亜菜さん» リクエストありがとうございます！乃木坂さんは本当に詳しくないので少しのメンバーさんしか出せないと思います。書かせてもらうのは続編になると思うので、ぜひ見に来てください！ (2020年9月13日 12時) (レス) id: 1658467674 (このIDを非表示/違反報告)
理亜菜 - 乃木坂46との絡みが見たいです！遊びに行くなどの．．．更新頑張って下さい。 (2020年9月11日 22時) (レス) id: 0830708338 (このIDを非表示/違反報告)
Ruru - リクエストありがとうございました！とっても面白かったです！ (2020年9月2日 17時) (レス) id: f138d78e15 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - うえぴよさん» リクエストありがとうございます！！遅くなるかもしれませんが書かせてもらいますね！！ (2020年9月1日 18時) (レス) id: 1658467674 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：光 | 作成日時：2020年7月3日 21時
