最年少は天使ちゃん -3-【SixTONES】

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*



待ちに待った7人での撮影の日




もう何日もテレビの画面でしか見れてないAに会えるのが嬉しくて少し早めに楽屋入り




京「おはよーございま.......Aっ、！」



思わず大きい声を出しそうになって手で口を抑える



机にうつ伏せて寝息を立てるAの隣の椅子に腰を下ろす



薄らと目の下にある寝不足の証



Aが起きないよう、そっと頬に触れる



京「しんどいよね、、」


『..........ごめ、なさ.....』


京「A？」


『、ごめ..........さぃ』




怖い夢でも見てるのか、ひたすら謝り続けてる



それを見てるのもなんだか苦しくて起こそうとした時、Aがびくっ、と体を揺らして目を覚ました



『いやぁっ！なんで、なんで..........！』


京「え、ちょ、A？」


『大我、？ ごめんなさい、ごめんなさ.....』


京「ねぇ、どうしたの？なんで謝るの？」


『........やめて、おねが......う、あぁぁぁぁっ』



涙を流して何かに必死に訴えるように叫ぶA



Aがこんなになるなんて、何がそんなにAを苦しめてるの、？



落ち着かせようと声をかけても全く俺の声に反応してくれない



誰かに電話をかけようとバッグからスマホを取り出そうとした時




ジ「大我？A、？」


慎「Aっ！！ どうしたの.....！？」


京「しんたろ、ジェシー、Aが、Aが！ どうしよう、俺......！」



外にまで声が聞こえてたんだろう、多分全速力で走ってきた2人が息切れしながら入ってきた



『あぁぁっ、いた、あたま、いたい、！』


慎「A！.....っぶね、」



糸が切れたようにふっと意識を失って倒れたAをギリギリのところで抱きとめる慎太郎


樹「ちょっと、何があったの......」

高「A、」

北「慎太郎、ソファに寝かせてあげて」



久しぶりに全員揃った楽屋には、


いつもなら有り得ない程の重たい空気が流れていた




*


真っ暗な闇の中ポツンと1人、立っている私



「なぁ、お前邪魔なんだよ」



この声、


『じゅり、？』



姿は見えないけど、聞き間違えるはずのない声



「早く消えちゃえばいいのに」

「AはSixTONESに要らないんだよ」


大我も、北斗も



「もう顔も見たくない」

「ずっと前から嫌いだった」

「本当にさぁ、目障りなんだけど」


ジェシーも高地も、慎太郎だって



みんなの声なのに、みんなじゃない

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