二十三部 ページ23
「マイキーお前は俺を救いたいって言ったか?」
「兄弟なら当然だ…もう喋るなイザナ」
「ある日捨てた母と偶然会った」
「?」
「イザナ…お前…」
「俺は真一郎ともお前ともエマとも兄弟なんかじゃない。誰とも血が繋がってねぇんだよ」
「なぁ、マイキー救えるか?救いようねぇだろ?」
「それと、Aを頼む」
「イザナ?」
「オイ!!返事しろよ!!オイ!!オイ!!イザナ!!」
「イザナ!!」
鶴蝶が手を掴んだ。
「寂しい思いはさせねぇよ俺も…今…そっちいくから。俺たちは上手に生きれなかったな…」
・
怒りは、恨みは何よりも大きくなって何よりも体を動かす。血が流れようと、言葉に動かされようとそんなの変わらない。
「おいっ動かすなよっ体」
立ち上がって、イザナと鶴蝶の横に座る。
『なんでちゃっなんで、2人ともいつもわしゅ置いちけぼりにするんちゃ、1人なんてやちゃっ』
『頼むなんて、イザナん代わりなんておらんのに』
カタカタと手が震える。竹刀を握りしめてまた立ち上がった。
「おい。もう動くな」
マイキーに止められたって、私はまだやるべきことがある。
それなのにマイキーは私を離さない。
『離せ』
灰谷兄弟が私を止める。
『離しちっち言うてんやろ!!』
「お前まで死んだらイザナに合わせる顔がねぇ」
『殺しちゃんお前だけは。お前だけは!!!!絶対にノコノコ生かすようなこたあせん!!ぐちゃぐちゃにしち痛みでもがきながら死ね!!!!』
稀咲があたずさりをする。
ボタボタと血が流れる。
『はなせ!!!!』
そのまま竹刀を投げた。
ガッと稀咲の横にズレる。
『くそ、くそくそくそ』
そのまま視界が暗転した。
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右梅(プロフ) - 桜さん» はい!!すいません!更新します!! (2021年12月31日 10時) (レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - おもしろいです!更新待ってます!!! (2021年12月30日 8時) (レス) @page23 id: 0340ae7b1d (このIDを非表示/違反報告)
右梅(プロフ) - えななんさん» わぁぁぁ!!ありがとぉぉ、ほんとにコメント毎回ありがとう!!頑張ります (2021年9月14日 11時) (レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
えななん(プロフ) - 新作おめでとうございます!こちらも追います!更新頑張ってください! (2021年9月14日 11時) (レス) id: 15071f4cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えすめ | 作成日時:2021年9月14日 10時