可愛くない1年生達【呪術廻戦】【男主】

68.薄れない血 ページ41

加茂家が嫌いだった。


俺の母親を女だからってだけでゴミ同然に扱って子供を産ませ


双子が生まれた時、母親は絞首刑だと決められたそうだ。


でも俺達が術式を持っていたため刑が軽くなり母親だけの加茂家からの永久追放で見逃されたと聞いた。



運が良かったと。




何だそれ。運がいい？？何を見て言ってんだ。脳みそツルッツルなんじゃないの？




”代々血筋によって伝わる相伝の術式を受け継いでおり、術式を受け継げなかった者や才能が無い者、呪術が使用できない者についてはたとえ正室の子であっても冷遇され、逆に術式さえ受け継いでいれば側室や家から距離を置いている術師の子であっても厚遇される傾向にある”




俺たちはそうやって説明された。しょうがないと。



しょうがなくない。死ねばいいのに。









五条家当主と禅院家当主がバチクソ喧嘩した時 両家 が相伝の術式を使っていたと言うのは有名な話だ。


そして五条家前当主と悟、禅院家前当主と恵は全くおなじ術式を持っている。






しかし加茂家は俺の母親の代で誰1人相伝の術式を持つものが現れず途切れた＿＿＿＿＿。







加茂家相伝術式は禅院家と五条家の相伝術式とは違う。



毎年代、必ず相伝の術式を使えるものが出る。必ず。



それなのに加茂家では途切れた。1度だけ。




その時の加茂家の荒れようは見てられなかったという(悟談)
是非見て見たかった。




しかし問題はここだ。




これは俺と、術式が見れる悟だけの秘密だけれど＿＿＿



悟は1度母親に会い、実際に見た(・)。


俺の母親は翡翠蓮月の他にもうひとつ術式を持っていた。













俺の母親は赤血操術を持っていた。














相伝術式を受け継いでいたのに隠していたのだ。











もし、受け継いだことを周りに素直に隠さず告げていれば幾分も扱いが優しくなったに決まっているのに＿＿＿＿＿





それを聞かされた時俺は迷わず悟をぶん殴った。




中二のパンチだ。ある程度力が着いてきたからそれなりに強かったと思う。悟は避けることなんて容易かったろうに。



避け無かった。




俺が泣きながらどんなにぶん殴っても1度もよけずに、





俺の事を1発殴り返した。




そして＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

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