可愛くない1年生達【呪術廻戦】【男主】

51.残り ページ22

生き残れるはず。
ここは【一般人だけを閉じ込める結界】。一般人に残された道は、死ぬか隠れるか。



渋谷事変が終わらない限り、これは変わらない。
俺は、なんとかバランスを保ちながら歩き出す。

呪力が満タンになった複数の骸骨を持ち、呪力を回復しながら駅内に向かおう。


「ありがとう！！！」


後ろから何人もが叫んでいる。
俺は礼をして歩き出した。
善人になった気がした。


・


ある程度の一般人を避難させたあと俺も駅内に侵入する。


・


23:19

人間がいない…！！！
陀艮に残してもらったはずの人間まで居ない。

移動か…？この状況で移動するリスクを侵してまで一般人が移動する理由がない。

ここら辺にはもう呪術師がいるなんて考えづらいし



虎杖悠仁と交戦しながら改札を超えた。


「学生!?(ガキ)」

「おいコッチ来いよ！そっちバケモノだらけで危ねぇぞ！！」



虎杖「ゴメン今渋谷に安全なところはないからできるだけ_____」


一般人の口から虎杖悠仁の顔面を殴る。
もう1人の一般人の胸に手を当てた。はずだった。


感触がない。


振り向くとそこには、



パァン！！！



金色の矢が俺の心臓に刺さった。



一般人を担ぐ女が視界に移る。
次の瞬間全身に衝撃があった。



虎杖「A！！！」


『君がツギハギ？』


真人「やっぱり俺有名人じゃん」


・


触れられたら即アウト。
でも悠仁は大丈夫なんだっけ。


ここにいれば、俺は荷物になる。


一般人を出来るだけ避難させ、その上悠仁のフォローをする。

フォローは創双に任せる。


『援護する』


梟を撫でて俺は外周を走り出した。
一般人を前に出しておいた虎に乗っけて走る。


真人「邪魔だな。あの女」


ストック済みの改造人間に乗ってツギハギがこっちに向かってきた。


『だから女じゃないってば』


バキッ


パルクールで飛んで、手すりに乗ってから羽蛾牢をツギハギに何度も奮った。

ツギハギは悠仁につけられた傷と俺のさっきの傷を持っている。


この傷はその後も継続される。


真人「ん？傷ついてないよ？それ呪具じゃないんじゃない？」


手が伸びてくる。

なんとか羽蛾牢を盾にして防ぐ。


『そうかもね』


『創双ノ鴇”鮫”』


地面に鮫が出現する。


真人「想像したものが実現する術式か…！君は想像力足りてるようだね」


改造人間をはらいながらまた走り出す。
悠仁がまたツギハギと交戦を始める。

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