転機 17 ページ26
こっちやで!と案内されて、駐車場に向かう。
安「ほんまは、歩いても行けんことはないんやけどな^^」クスッ
微笑んで、車のドアを開ける
あ「お邪魔します〜」
助手席に座る
安「は〜い^^」
安田さんの運転は、とても心地良く、
……横顔
……かっこいい
なんて思っていると、
安「ん?……あ、寒ない?大丈夫?」
エアコンを調整する。
あ「……だ、大丈夫です///」
……たぶん、また顔赤くなってる
……だけど、暗いから見えてないはず
安「もうすぐ着くで〜!っな、言った通りすぐやったやろ?^^」
ニコッと微笑む
コンビニに着いて、
「俺、トイレ行ってくるから、買いたいもんあったら、先買うててな」
スタスタっとトイレへ歩いていく
……今、“オレ”って言った?
……買いたいもん
……あ!
衛生用品コーナーに行くと、女性用の下着があった!
あ「…まぁ、応急処置だし、いっか!」
とりあえずの下着と歯ブラシ、クレンジングセットをカゴに入れ、レジに向かう。
精算を済ませ、商品をバッグにしまうと、
安「買いたいもん、買えたか?」
トイレから安田さんが戻ってきた。
あ「はい……。ありがとうございます」
……やっぱり、安田さん気づいてたんだ。
……優しいなぁ。
……でも、ちょっと恥ずかしい。
すると、
安「よかったなぁ^^」
ニコッと優しく微笑んで、頭をポンポンっとなでる
安「ほな、帰ろか♪」
コンビニを後にして、車に乗り込み、来た道を戻っていく。
帰りの車の中で
安「…………Aちゃんのこと、もっと教えてやぁ」
あ「っ!// 私のことですか?」
突然のことで、ビックリする
安「おん。今日一緒に居っててな、もっとAちゃんのこと知りたいなぁ思うて!……っあ、別に変な意味とかないねんで?//」
慌てて付け足して言う
……なんか、照れてる?
その後、安田さんに私の話をした。
家族のこと
進路のこと
そして、自立が迫っていることも
安田さんは、ただただ、私の話を真剣に聞いてくれた。
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作者名:ちぱはる∞ | 作成日時:2017年2月13日 14時