【ヒプマイ】姉なんです。【山田家】

24話 ページ28

貴方side

良かった。

本当に良かった。

仲直り....できたよね？

これからはちゃんと、家族と過ごす時間も大切にしよう。

一『姉ちゃん、』

貴『一、郎？？起きてたの....？』

一『いや、二郎の泣き声で起きた。』

二『うぇっ！？ご、ごめん兄ちゃん！』

一『いや、いいんだ。お前のおかげで、俺もやっと自分の気持ちに
　 くぎりを打つことができるんだからな。』

二『ど、どういうこと...？』

一『姉ちゃん、今まで、本当にごめん！！！』

三『姉様、僕も、申し訳ございませんでした！！』

貴『一郎....三郎まで....。や、やめて。
　 頭をあげてよ。そんな、謝らないで....。』

一『いや、俺らが悪いんだ。謝るのは当然だろ....？』

貴『なら、私も謝って当然なんだよ。
　 私の方こそ、ごめんなさい。
　 施設にも帰らず、夜中までほっつき歩いて、
　 一郎達に心配をかけて。本当にごめんね。』

三『いいんですよ。姉様。謝らないで下さいよ。』

一『よしっ！今回はこれで終わりだ！
　 姉ちゃん、今すぐ俺らの事を受け入れなくてもいいんだ。
　 少しずつ、取り戻して行こう？』

貴『うん....！』

二『に、兄ちゃん。チームの話....したいな。姉さんに。』

一『そうだな！』

....？チームの話....？

どんな、話なんだろう。

一『実は、俺達。"ディビジョンバトル"に出る事にしたんだ。』

え

貴『えぇっ！？』

待って、ディビジョンバトルって、

貴『ヒプノシスマイクを使った、バトルの事？』

三『はい、その通りです。』

二『姉さんの、正直な意見を聞きたいんだ。
　 姉さんは、俺らがディビジョンバトルに出ること、嫌？』

貴『嫌、というか....。』

一『い、嫌というか....？』

貴『私は、できれば、出て欲しく....無いかな。』

三『ど、どうしてですか？』

貴『だって、三人が怪我をする可能性があるんでしょ....？
　 三人の心持ちによっては、死ぬかもしれない....。
　 決して簡単な事じゃない。
　 それでも....出るの....？』

一、二、三『おう！/うん！/はい！』

貴『分かった....。じゃあ、一つだけ、約束....して。』

一『約束....？』

貴『絶対に、生きて帰って来てね。』

一、二、三『当たり前/だろ！/だよ！/です！』

貴『よしっ！じゃあ、頑張ってね....！』



絶対に、死なないで。

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