【ヒプマイ】姉なんです。【山田家】

14話 ページ15

貴方side

貴『えっ.....と、大丈夫、でしたか？』

ﾓﾌﾞ女『はい！本当にありがとうございました！！』

元気な女性だ。
　
貴『それでは、私はここで、失礼致します....。』

ﾓﾌﾞ女『えっ、"私"....？
　 失礼ですけど、性別って....。』

貴『へっ？女....ですけど....。』

ﾓﾌﾞ女『うっそ！？スッゴくカッコイイから、
　 男性かと思っちゃいました！！』

なんか、凄いショックだ。

そんなに女らしくないかな....。

まぁ、うん。胸も無いしな。



あ、自分で言ってて悲しくなってきた。

貴『それは....どうも、ありがとう、ございます....？』

ﾓﾌﾞ女『いえいえそんな！』

??『あっれれ〜？オネーサンだぁ！』

ﾓﾌﾞ女『？ あっ！乱数くん！！』

乱数....？

乱『オネーサンの隣にいるのは、だぁあれ？』

ﾓﾌﾞ女『実はね！困ってる所を助けてくれたの！』

乱『....？あれれぇ？もしかして、A...？』

ﾓﾌﾞ女『えっ！？知り合いなの！？
　 って、もうこんな時間！！そろそろ行かなきゃ！
　 また詳しく聞かせてね！乱数くん！』

乱『うん！またねー！オネーサン！』

乱『............』

沈黙....辛い。

なんか喋って欲しいな....。

貴『えっと....、乱数...くん？』

乱『A！！ひっさしぶり！！！！ 』

貴『ｷﾞｬｯ』

急に抱き着いてくる癖...昔から変わらないなぁ。

相変わらず心臓に悪い...。

乱『ぜんっぜんシブヤディビジョンに来てくれないんだから〜、
　 メッだよ！！』

貴『ご、ごめんね...乱数くん....。』

乱『だいじょーぶだよ！
　 って！A、服が血臭いよ！仕事着で来たでしょ！』

貴『だ、だって、服、これしか....ない。』

乱『言い訳は聞っかない！一緒に服買お！あとは、美容院にも行こうね！』

私のやりたいこと、全部やろうとしてくれてる....。

相変わらず元気だ。

ちょっと楽しみ....かも。

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