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211話 ページ12
涼介side
「A、点滴だけ頑張ろうね？」
A「…っ…やだぁ…(泣)」
「嫌だね、ごめんごめん」
歩くのも難しいみたいだから
裕翔に抱っこしてもらって
処置室に連れて来た。
裕翔「A、涼介に腕出して？」
A「んん…(泣)」
「なるべく痛くしないから頑張ろう？」
A「ｸﾞｽｯ…(泣)」
怖がらせないようになるべく優しく
声を掛けてあげる。
でも腕は出してくれない…(苦笑)
「腕触るよ」
軽く裕翔に押さえてもらって
駆血帯を巻いて血管を探して消毒。
A「うぅ…やだぁ…(泣)」
「ごめんね、チクってするよー」
A「んんーっ‼(泣)」
裕翔「頑張れ頑張れ。」
「よし、入ったよ。頑張ったね」
A「ｸﾞｽｯ…(泣)」
なんとか一発で入れることができた。
「少し休もうか、あっち行こう？」
A「んっ…」
昼間、ほとんど眠れてなかったし
ここで少し休めればいいな。
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作者名：ひかる | 作成日時：2022年2月12日 19時
