愛。 ページ2
ーshima sideー
ライブが終わったあと、みんなに「ちょっと」とはぐらかしつつ、軽く変装してライブ会場を出た。
まだそこまで遠くには行っていないはず。
確か志麻リス法被着てたよな…、
俺は辺りを見渡す。
あ、
居た。
俺は話しかけず、声が聞こえる所まで近づく。
思ってた以上に低身長やったけど、
そんなん、気にしてられへん
「やばいやばい本当に熱が冷めへんどうしよ…!」
…なんやねん、声までめっちゃ可愛ええやん…
ライブ終わりで少し掠れたその声は、俺がこの子に溺れるには最高だった。
もう周りの声が聞こえなくなるくらい
俺はその子に夢中やった
関西弁やん、可愛ええなぁとか、
鼻すすってたから泣いてたんやなぁとか、
そんなこと考えながら静かに耳を傾ける。
「志麻さんと目ぇ合ったかもしれへん…!でもすぐに逸らされちゃったから多分私の事ブスやなぁとか思われてたんやろうなぁ…w」
「そんなことないよ!Aちゃんめっちゃ可愛いでしょ!」
「そんなこと言うならさきだって可愛ええやん!w」
ブスなんて、嘘でも言われへん。
めっちゃ可愛ええやん。
へぇ、Aって言うんや…
可愛らしい名前やなぁ
A…A…A…
覚えたで、A。
駅の近くまで着いて行って、俺は来た道をUターンして戻った。
368人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みや - いえいえ、こんな発想力の乏しい奴のリクエスト答えてくれてありがとうございます! (2019年4月2日 21時) (レス) id: 829ad31cd2 (このIDを非表示/違反報告)
暁白夜 - 「真っ直ぐに愛される……手枷とか足枷とかされて、自分だけを見てもらえる…。相手が志麻さんなら、私は彼に身体も心もすべてをささげますよ。」←これって、ヤンデレなんですかね??よくわかんないですけど (2019年4月1日 21時) (レス) id: 924b738468 (このIDを非表示/違反報告)
暁白夜 - 志麻さんに真っ直ぐに愛される……手枷とか足枷で拘束されて、自分だけを見てくれるんだね…相手が志麻さんだったら、なんだって従いますよ (2019年4月1日 21時) (レス) id: 924b738468 (このIDを非表示/違反報告)
みや - え、リクエストいいんですか?!キエェエエェェェェ()あ、さっそくさせていただきます。志麻さんが夢主ちゃんを喜ばせようと紫の首輪買ってくるとか…?更新がんばってください! (2019年4月1日 20時) (レス) id: 829ad31cd2 (このIDを非表示/違反報告)
講談社文庫の敵 - 愛が歪んでゆく、そういう展開は好ましいです。私は恋をしたことがないのでよくわかりませんが、きっとそうなのでしょう。少し、心情描写を詳しくしたり、ゆっくりじっくりと愛を歪ませると愉しくなると思いました。 (2019年3月29日 0時) (レス) id: 97b28e2ed4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:くらくらくらげ | 作成日時:2019年3月26日 2時