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｢なんでって･･･友達がいじめられとったら助けるの当たり前やろ？｣
でも堪忍や。怪我してもうた･･･と美伽に謝るといつもの笑顔で大丈夫と言ってくれた。
それを聞いて安堵した俺は再び女共に向き直った。
｢いつからやっとったんや？｣
mb｢言うわけないじゃないっ！このっ！｣
いきなり出てきて吃驚したのか、
見られたのが気に障ったのか、
冷たい目で蔑まれたのが恥ずかしかったのか、
分からないが
俺にバケツいっぱいの水をかけてきた。
mk｢A！ちょっと！関係ないじゃない！｣
mb｢うるさい！見たんだから関係あるわよ！行くわよ！｣
mb2｢うんっ、｣
｢おぉ滑稽滑稽｣
びしょびしょの髪をかきあげながら半笑いで座り込む。
mk｢だ、大丈夫！？｣
｢ん？全然大丈夫〜｣
mk｢ごめんね。私のせいで｣
｢･･･君何も悪くないよ。大丈夫。こっちこそごめん。叩かれたでしょ？｣
mk｢これは大丈夫！｣
｢んじゃ行こうか｣
mk｢え、それで？｣
｢･･あ｣
それから俺は美伽のジャージを借りた。
俺のはまだ届いてないんだって
｢この高校のジャージ良いね。かっこいい｣
mk｢だよね！私もお気に入りなの！｣
すると先生がきた。
先生｢あれ？田迫それどしたの？｣
こてん、と首を傾げて聞く先生だが興味がなさそう。
｢水道の向き間違えちゃって｣
先生｢何それwまぁ風邪ひかないようにね〜｣
｢はーい｣
なんだかんだ心配してくれるな。
帰るのに視線が痛かったけど目を瞑ろう。
mk｢あ、そっちなんだーんじゃいっつもここで待ち合わせねー！｣
｢うん！ジャージありがとうね。またね〜！｣
mk｢うん！明日ね〜｣
美伽が見えなくなったくらいから俺の足は自然とスキップしていた。
とっもだちでっきた〜！
｢ただいま〜ん？｣
いつもは一人分の靴な筈なのに今日は2つある。
そして奥から騒がしい声がふたつ聞こえた。
あ、おかえりー
やっと帰ってきた!なぁなぁ!
こうして近ずいてくるのは俺の兄弟
どっちも女の子やでー
俺が三つ子の中では真ん中やねん。
1番上が、この子。
姫杏。ききょう。
『おかえり〜お菓子食べる？』
普段この子はママ見たいやねん。
おっとりしてて目の下にあるホクロがえrい。←
一番下がこの子
彩葉。いろは
1番The，女子高生！って感じ。
元気だけど女の子らしい事をする可愛い子
だがよく喧嘩する
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作者名：早乙女 奏。 | 作成日時：2021年5月10日 23時
