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いや、自意識過剰になったらあかん！
｢･･･はい｣
俺やったー！
ガッツリ前に来てたー！
めちゃくちゃ可愛いー！
嫁に欲しい
mk｢私西園寺美伽！よろしくね！｣
｢えと、田迫Aで、す。｣
mk｢わーい！ねぇAって呼んでもいい！？｣
と、言いながらキラキラしたような目で見てくる西園寺さん
｢良いよ。｣
mk｢ありがとうー！ならAも私の事美伽って呼んでね！｣
｢う、うん｣
mk｢それにしてもラッキーだね！あのロボロくんの隣なんて！｣
｢やっぱりなんか人気な人？｣
mk｢うんっ！私はあんまり興味無いんだけどさ、どうしても耳には入ってくるんだよねー！｣
｢へぇー｣
所で先程から気になっていることがあるんだけども。
まだ女子がこっちみてる。
理由は多分この子、美伽だろう。
美伽は顔こそ可愛いものの、腕や足、顔の外側に少し紫がかった肌が見えた。
いじめか。
成程。
どないしよか。
美伽はとても良い人だ。
選択肢は一つしか無いっしょ。
｢ねぇ美伽｣
mk｢な、何！？｣
｢あの子達とお友達？｣
と、言いながら先程の女の子達に手を向ける。
すると明らかに気まずそうな顔をした後、何かを決心したような顔で見てきた。
mk｢わ、私ね、い、いじめら、られてるの｣
あははっ、と乾いた笑みを浮かべる美伽。
｢凄いね。美伽はきっと勇気がある子だ。偉い偉い｣
そう言いながら頭を撫でると涙を流した
mk｢ありがとう。ありがとう。｣
｢ん、今日はどっか呼び出された？｣
mk｢うん、今日は放課後校舎裏に･･･｣
そう言うと騒がしい教室にチャイムが鳴り響いた。
｢後で話そ｣
mk｢うんっ！｣
そう言うと自分の席へ戻って行った。
これは、ワイが助けるしかないですなっ！！
待っておれ女子軍団！
んでもって･･･早く席替えしたいな。
めちゃくちゃ見てくるもん。
ストーカーレベルでこっち見てくるじゃん。
名前･･･なんやっけ、
そうそう天乃クン。
なんで？
先生｢じゃあここは〜天乃君！｣
先生がそう言うとクラス中の視線は天乃クンに集められた。
本人はまだ気づかずに俺の観察をしている。
え？言った方が良いやつ？
俺が？天乃クンに？
｢あ、あの、天乃クン･･･｣
rbr｢･･･ん？｣
｢当てらてます｣
rbr｢あ、｣
，
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作者名：早乙女 奏。 | 作成日時：2021年5月10日 23時
