妖が10体 ページ10
貴女side
麻「なんて奴なの!」
ナ「それから、ミニーが他の友達を連れてくるようになった。」
礼美ちゃんはそれに頷く。
礼「いっぱいいるの、礼美ぐらいの子。皆ミニーの家来なんだよ。」
・・・
法「原因はミニーかよ。以前の主人が病死してその霊がついてるとか?」
綾「あーやだやだ、だから私人形駄目なのよ……」
貴『日本人形なら家に沢山あるよ、髪伸びるの。』
綾「うわ……」
ナ「ミニーのせいじゃないと思う。」
法「おいおい、ここまで来て言うか?」
貴『私はナルさんの意見に同意。』
ナ「人形は器に使われてるだけだろ?この家に囚われてる霊がいるんだ、そうだろ?紅葉。」
貴『うん。』
ナ「それが誰なのか……何とかしてその正体を掴まないと、礼美ちゃんが危ない。」
貴『天一と朱雀がついてるから多少は大丈夫だけど、あくまで妖が専門だから……』
典「麻衣ちゃん、紅葉ちゃん!」
?
廊下から声が聞こえたので行ってみる。
典「あれ……」
典子さんが指さす方を見れば壁に「わるいこにはばつをあたえる」と書いてあった。
ナ「礼美ちゃんは、話してはいけないと言われてた事を話してしまった……ミニーは礼美ちゃんが裏切ったと思っている。麻衣、礼美ちゃんの側から離れるな。」
麻「……うん。」
・・・
貴『……青龍。』
青「何だ?」
貴『青龍も礼美ちゃんのそばに居て。それで、何かあったら教えて。』
青「護衛は?」
貴『二人もいれば大丈夫だよ、万が一の時は天空と玄武もいるからね。』
そう、香奈さんが家を出て行ってしまったから護衛もやめたの。
青「分かった、気を付けろよ。」
貴『うん。』
青龍は礼美ちゃんの方に向かって行った。
さて……
貴『もっくん。』
も「どうした?」
貴『何か、嫌な予感がする……』
も「そうか……紅葉の予感は良く当たるからな……」
貴『うん……』
青「紅葉!」
青龍が来た。
青「礼美が池の方に……!」
貴『!……分かった、もっくん行くよ!』
も「あぁ!」
急がなきゃ……!
・・・
池に行くと、朱雀が礼美ちゃんが落ちないように支えてくれていた。
貴『朱雀!麻衣!』
朱/麻「「紅葉!」」
貴『礼美ちゃんは大丈夫?』
朱「あぁ、何とかな……」
貴『そう……』
良かった……
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アニメlove - 面白かったです。此れからも更新頑張って下さい! (2017年7月18日 18時) (レス) id: 59a59afc7f (このIDを非表示/違反報告)
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