『ゴーストハント×少年陰陽師』最強少女は清明の子孫でした。～人形の屋敷編～ (ページ3)

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妖が3体ページ3

貴女side

法「どした？偉く考え込んでるな。」

坊さんはナルの方を見て言った。

ナ「反応が早いと思わないか……？心霊現象というのは部外者を嫌う、無関係な人間が入って来ると一時的になりを潜めるはずなんだ。」

貴『って事は……』

貴/法「「反発。」」

ナ「坊さんと紅葉もそう思うか？」

貴『うん。』

法「あぁ、この家……俺達が来たことに腹を立ててるな。」

ナ「手こずるかも知れないなぁ……そうだ紅葉、よく反発だと思ったな。」

貴『うん、一昨日勉強して大体は覚えたよ。』

麻「紅葉頭良いもんね〜」

も「才能だな！」

～翌日～

花瓶は動いて無かった。

私は麻衣とナルさんが話してる間に……

貴『リン。』

リ「何だ？」

貴『あのね、大事な話があるんだけど……聞いてくれる？』

リンが1回頷くと、話を進める。

貴『リンってさ、陰陽師でしょ？』

リ「何でそれを……！」

貴『だってリンの周りに式がいるもん。私も陰陽師なの、安倍清明の子孫。』

リ「安倍清明の子孫で今の紅葉の歳だと……まさか、あの歴代最強と言われてる？」

貴『それは大袈裟じゃないかな……(苦笑)』

リ「ナル達にはもう話した？」

貴『ううん、話すタイミング見付からなくて……だから、先に同じ陰陽師であるリンに話しておこうと。』

リ「なるほど……ナル達に信じて貰えるような証拠となる物はあるか？」

貴『んー、この子でいいかな？もっくん、姿見えるようにして。』

私がそう言うと、肩に乗っているもっくんが周りに見えるようになる。

リ「妖……ですか？」

貴『違うよ｡もっくん、正体言ってもいい？』

も「リンだけならいいぞ。」

貴『じゃあ言うね、もっくんは十二神将の騰蛇なの。』

リ「十二神将！？」

貴『そ、私の友。』

リ「予想以上だな……」

貴『もっと言うと私は妖、霊、神に何故か好かれる体質でさ、神々はもう友達。』

ガタッ

リンは驚き過ぎて椅子から落ちた。

貴『ちょ、大丈夫？』

リ「あ、あぁ……そうだ、この家に何か感じるか？」

貴『この家はかなり手強いよ。後、子供の霊が沢山いる。』

リ「子供の霊か……分かった｡」

貴『ん、じゃあ私そろそろ麻衣の所に……』

香「きゃああああ！！」

貴/リ/も「「「！？」」」

貴『リン、行こう！』

リ「あぁ！」