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『耳元でうるさい!! つーか、戻れ!!』

「やだ」

『やだもクソもないわ!!』

「やーーーだー」

『だから、うるさいってば』









私よりも大きくなった彼は、「優梨と帰るの久しぶりだなぁ」と懐かしむような声を出す









「優梨?」

『……』

「なぁ、優梨…。こっち向いて?」









甘い顔をしてこちらを見る彼に『ふざけんな』と押し返す









待ってましたと言わんばかりに手をとられた









「優梨、俺…」

『…あんたが私に言ったこと、覚えてるでしょ?』

「っ、あれは…っ」

『今更なかったことにしたいんならやめといたら?
私、そこまで優しくない。私はE組、あんたは本校舎
落ちこぼれと天才の差はわかるでしょ?
もう話したくないの、ついてこないで』

「嫌だ」

『だからっ…』

「優梨」









掴んだ手首に力を込められ、『放してってば』と彼の胸を叩く









「優梨」

『放してってば!!』

「あ、優梨!!」









彼の腕から抜け出し、そのまま走っていく









「優梨、待って!!」









追いかけてきてるのがわかる









急いで家の門を開けてガチャガチャとドアを開けてすぐに鍵を閉めた









ドンドン









「優梨、優梨!!」









扉を叩いている彼の声を無視して2階に駆け上がる









インターホンも鳴ってるし、彼の声も聞こえる









すぐにスマホから連絡が入るし、電話も鳴る









彼のラインをブロックして通知も消して、放り投げようとした時にブルッとスマホが揺れた






なんでも、5時間目に渚が暗殺を仕掛けてあの先生をド怒りにさせたらしい






それで、私の家の表札を持っていったと









そんなわけ…と思って下に降りて、恐る恐るドアを開けた









「優梨!」









バタン









あの先生、あいつがいたの知ってるよね?









そして、あの先生…殺せない先生、殺せんせーという愛らしく親しみのある名前がついた









「なぁ、優梨…表札ズレてんだけど」

『………………いいから帰れ』

2話 図書館の時間→←1-3



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ツナミカワ(プロフ) - 誤字脱字が多いですよ。それと夢主以外誰がしゃべっているか分からないので分かりやすいように磯貝なら磯貝「」磯「」とかして欲しいです (2020年4月26日 2時) (レス) id: f27e09d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 絵理奈さん» 本編が進むにつれて、それは深く掘り下げられます…。多分です! (2020年4月22日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 本気で、夢主が虐められるってのは?集団虐め (2020年4月22日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年4月21日 12時

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