9-4 ページ40
数学の授業が始まり、一番好きな教科で集中できる教科なのに…
「(ﾆｺﾆｺ」
(隣からの視線がうざい…)
顔を見られるのもいやなので、左手で頬杖をつきながら授業を聞く
「優梨、優梨」
『ん？』
「さっき茅野ちゃんが修学旅行の班、どうするかって聞いてたけど？」
『…あぁ、アレか。カエデちゃんなんか言ってた？』
「よければ一緒に回ろうだって」
『ん、後で返事しとく。カルマは？』
「俺は渚くんとかなー。1番マシだし」
『あー…なら私もカエデちゃんに言っとくか…』
「では、優梨さん！」
『はーい』
「この問題、前に出て解きにきてください」
『はいはい』
椅子から立ち上がって黒板の前まで向かい、チョークでサラサラと答えを書き記していく
「正解です!! 計算ミスも無くなりましたねぇ」
『まぁね』
朱色の丸が現れて席に向かう途中にカエデちゃんに、目線で修学旅行のことを伝えるとニヒッと笑い、指で丸を作っていた
「茅野となんか喋ったの？」
『別に…』
席に座ると「修学旅行の班だろォ」と不死川が後ろから余計なことを言った
「あぁ、来週あたりの…。あ、班」
閃いたような顔をした隣の席は「俺も優梨とおんなじがいいな」とぼやいた
そんな呟きを無視して、殺せんせーの授業に耳を傾けた
ー放課後ー
「優梨ちゃん」
『あ、カエデちゃん』
「修学旅行の班だけど、渚もいい？」
『うん。実はそれ言いたかったんだよね、多分カルマもだけどいい？』
「うん！他の女子は誰がいいとかある？」
『特には、カエデちゃんに任せる』
「わかったー！」
「えーーー。吉原、俺等の班じゃねーの？」
『悪いな前原』
「まぁいいけどなぁ…。磯貝のいい写真あったら送るわ」
「なんで俺なんだよ…」
『期待してる』
バッグを肩に引っ掛けて歩くと「茅野」と天元がカエデちゃんに声をかけていた
「俺も一緒でもいい？」
「うん！いいよ！殺せんせーに言ったら、3人一緒の方がいいかもって言ってたし！渚たちも大丈夫だと思う」
「…って言ってますよ、茅野ちゃん」
『…カエデちゃんに罪はないけど、軽く考えすぎた自分を恨む』
「なんか、お疲れ…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツナミカワ(プロフ) - 誤字脱字が多いですよ。それと夢主以外誰がしゃべっているか分からないので分かりやすいように磯貝なら磯貝「」磯「」とかして欲しいです (2020年4月26日 2時) (
レス) id: f27e09d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 絵理奈さん» 本編が進むにつれて、それは深く掘り下げられます…。多分です！ (2020年4月22日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 本気で、夢主が虐められるってのは？集団虐め (2020年4月22日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月21日 12時
