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ﾊﾟｧﾝ
「優梨!?」
「よ、しわら？」
『……サイッテー』
「っ」
『私がどんだけ頑張ってるか、天元は知ってるのに…。もういい、二度と話しかけないで』
「ふ、ふん！俺にだって話しかけんな！お前みたいな暴力女となんか、絶交だ!!!」
『勝手に絶交してなさいよ!!』
グルンッと背を向けてズンズンと歩いていく
「ま、待ってよ、優梨〜!!」
「………………」
「お、おい…宇髄」
「…優梨の、ばかやろう」
．
．
．
．
(…なーんてこともあったなぁ)
クリーム色のカバンを肩にかけながら、家を出る
ガチャリと家のドアの鍵をかけて門を開けて歩いていく
イヤホンから流れる音楽を聴きながら歩いていると、前方に銀色の髪の毛を持った男の子が見えた
(サイアク)
心の中で舌打ちをかまし、一定の距離を保ったままそのまま同じ方向へ歩いていく
「あ、優梨!!」
『渚、おはよう』
水色の髪の毛を後ろで一つに括り歩く彼の隣に挨拶をすると、ちらりと向けられたあの赤い瞳
それに気づかないフリをして、歩みを早めた
「今日からE組、だね」
『ねー』
「優梨は嫌じゃないの？」
『過ぎたこと言ったって今更だしねー』
「う…。まぁ、そうなんだろうけど」
『楽に行こうよ。学校出たらどうせ自由になるんだし』
「優梨はお気楽だね…」
私よりも高くなった身長の彼を追い越し、渚と気にせず歩くとパシリと腕を掴まれる
「優梨？」
『先歩いてて。すぐに追いかける』
「う、うん…」
何もなかったかのように振る舞えば、渚はそのまま歩いていく
『…何？』
「……………」
「何にもないなら放してくれない？E組になった私に、用はないんでしょ？』
「…っ」
『大嫌いなんでしょ？話しかけないで』
「優梨、俺は」
『放せって言ってんだろ…』
「ぁっ…」
冷たくそう言うと、天元はひどく傷ついたように顔を歪めた
それが何？
私はもっと痛かった
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ツナミカワ(プロフ) - 誤字脱字が多いですよ。それと夢主以外誰がしゃべっているか分からないので分かりやすいように磯貝なら磯貝「」磯「」とかして欲しいです (2020年4月26日 2時) (
レス) id: f27e09d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 絵理奈さん» 本編が進むにつれて、それは深く掘り下げられます…。多分です！ (2020年4月22日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 本気で、夢主が虐められるってのは？集団虐め (2020年4月22日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月21日 12時
