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4-5 ページ21

「あんた殺し屋なんでしょ?
クラス総がかりで殺さないモンスター、ビッチ姉さん1人で殺れんの?」

「…ガキが。大人にはね、大人の殺り方があるのよ」

『…………………やべぇよな、女王様系…。そういうの苦手なんだよな』

「なんで僕に言うの?」









鳥肌立った腕をさすりながら渚に言うと、お姉さんは渚に近づいてキスを見舞った









「なっ…!!?」









数秒間、唇を奪われた渚はくたぁ…と体の力が抜けていた









「後で教員室にいらっしゃい。あんたが調べた奴の情報聞いてみたいわ」

『っと』









渚がそのまま崩れるのを支えてやり、『大丈夫?』と聞くと「腰が抜けた…」と言う声がかけられた









「その他も!! 有力な情報持ってる子は話に来なさい!
良いことしてあげるわよ。女子にはオトコだって貸してあげるし、技術も人脈も全てあるのがプロの仕事よ
ガキは外野で大人しく拝んでなさい」

『あれ、あのおっさん達』

「?」

『今朝、絡んできた奴…。そうか、お姉さんの芝居だったわけか…』









お姉さんの背後に立つ男たちは、私を見つけてどうだ、となぜか誇らしげな顔をしていた









『(クスッ』

「「(ゾッ」」









長い髪の毛の間から琥珀の瞳を光らせると、ビクリと体を揺らす男たちは、青ざめてガタガタとしている








まるで、私に殺されるのではないかというあの怯えよう









お姉さんはプロの殺し屋だっていうのは、わかったけど






同時に、私たちのクラス大半が感じたこと









お姉さんは嫌いだってこと









「…優梨」

『ん?』

「お願い、ついてきて」

『はいはい…』









教員室に渚と一緒に行くと、2人揃って壁際にまで追い込まれた









「さ、吐いてもらうわよ?」

『お姉さん、昼間からタバコはやめときなよ?綺麗な体が汚くなっちゃう』

「心配しなくて良いわ…。さ、早く」

「…触手1本なら破壊できた人はいるけど、その程度じゃ殺せんせーは余裕でした。多分…全ての触手を同時に壊すくらいじゃないと、トドメを指す前に逃げられます

あと…闇討ちするならタバコやめた方がいいよ。殺せんせー、鼻ないのに鼻いいから」

『確かにな…。この間、チョコを先生のいない時に食べてたのにいつの間にか目の前にいた』

「それは、ホラーね…」

『でしょ?』

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ツナミカワ(プロフ) - 誤字脱字が多いですよ。それと夢主以外誰がしゃべっているか分からないので分かりやすいように磯貝なら磯貝「」磯「」とかして欲しいです (2020年4月26日 2時) (レス) id: f27e09d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - 絵理奈さん» 本編が進むにつれて、それは深く掘り下げられます…。多分です! (2020年4月22日 14時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 本気で、夢主が虐められるってのは?集団虐め (2020年4月22日 1時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年4月21日 12時

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