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107-3 ページ45

日没まで後15分と迫った

藤井「だいぶ暗くなって来ましたね…」

「日没まで後15分もありません…」

蘭「日没なんて…」

園子「日没なんて関係ないでしょ‼ずっと捜してよ‼」

蘭「見つかるまで音風姉を捜してよーーっ‼」

声を張り上げた2人に自衛官は嫌々に言葉を発した

「そうしたいのは山々だが…」

「この時期、日没少し前の5時になると、水温が急激に下がるんだ…だから、5時以降に発見できたとしても…」

蘭「‼そ、そんな…」

園子「いや、いやぁ、嫌ぁぁ‼」

涼太「そんな…(オレは、なんでここにいるんだよ…‼)」

“音風、オレは…お前が好きだ”

“ぇ…?”

“言っとくけど、オレ諦めたわけじゃねぇから
プロリーグに入ってお前の隣に立てるぐらいいい男になってやる、んでもって惚れさせてやる”

“涼ちゃん…”

“…もっかい言っとくけど、オレはお前が好きだから、諦めない”


涼太(今度こそって…)


“涼ちゃんのバァカ”

“お前を失いたくない…‼”

“……私はいなくならない”

“ぁっ…”

“涼ちゃんやリー君のためにも…あの人のためにもいなくなったりしない”


涼太「音風…‼」

リー「お願いだから…‼音風‼」

涙を流し崩れ落ちる2人は本当に音風を大切にしていると見える

コナン(ヤベェ‼もう海水温が下がり始めてるのか⁉)

コナンは、腕時計を見ると、もうあと2分でを切ろうとしていた

コナン(クソォ…時間がねえ…何かいい方法はねえのか、‼、…時計⁉そういや姉ちゃん、光彦から…「何でだよー‼」⁉」

何かを思い出したコナンは子供達の声にハッとした

元太「何で捜すのやめんだよー‼」

光彦「絶対見つかりますから‼」

歩美「諦めないでー‼」

光彦「この船ってすごいんですよね⁉」

歩美「そうだよ‼なんとかしてよ‼」

元太「海の名探偵なんだろ?」

コナン「‼(海の…)」

安室(名探偵…‼)

子供達の声に何か気づいた2人は、あるレーダーを思い出した

安・コ(そうか‼このイージス艦のレーダーなら…)

艦長「本艦は1700(ヒトナナマルマル)時をもって…遭難者救助を専門機関に委託‼」

「「‼」」

艦長「舞鶴港へ帰港…「「電波時計だ‼」」!」

コナン「姉ちゃんは電波時計をしてる‼このイージス艦なら、その電波くらい拾えるだろ⁉」

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 22時

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