78話 待ち合わせは喫茶ポアロで ページ7
「典悟⁉しっかりして典悟⁉」
女性が駆け寄ろうとすると、平次、コナンが制した
平次「アカン‼」
コナン「触っちゃダメだ‼」
「え?」
平次「こら殺人事件や!」
『むやみやたらに触って現場を荒らしてはいけません…すみませんが、椅子に座っていて下さい』
「は、はい…」
『って事で、涼ちゃん‼救急車と警察‼「もう呼んだ」流石』
息の合い方も良いと言ったところだろう
涼太はすでに警察と救急車を呼んでいた
安室「どうやらまだ…殺人未遂事件のようですね…」
『とりあえず、タオルで止血しますか…』
コナン「はい!これ使って!」
『サンキュー、平次君は現場の内容を確認して私に知らせてね』
平次「おう、任しとき‼」
グーサインを出し、音風に男性の事を任せた平次は、辺りを見回した
平次「こないな長い刺身包丁で刺されたんやから…即死か思たわ…けど、警察呼ぶまでもないで…この兄ちゃんが刺された時、オレのホオにも血ィ飛んできたし…」
コナン「ボクの眼鏡にも…姉ちゃんのスマホにもね」
『げっ‼マジ?』
コナン「マジ」
『色』
コナン「黒ベースのケース青」
『仕事用ね、……ってアカンやん‼』
平次「大阪弁になっとる…」
止血を終わらせた音風がコナンから、自分のスマホをハンカチで包んで受け取り、ぶーたれた
『もー、最悪』
コナン「仕事の依頼とか?」
『そ、もろもろ機密情報ばっか入ってんの』
カタリとテーブルにスマホを戻した音風は、涼太のもとに駆け寄る
『大丈夫?』
涼太「あ、ああ…」
ーーーーー
ーーー
ー
目暮達がポアロにやって来た
一同は現場検証とためにポアロの中で事情聴取を行なっていた
平次「おい工藤…姉ちゃん」
『ん?』
平次「何者や?あの男…ただの喫茶店の店員とちゃうやろ?」
コナン「ああ…あの人は…」
『私の…』
涼太(私の?)
2人が安室の正体を平次に話そうとすると、「シィ〜…」と人差し指を立てウインクする安室がいた
平次「ん?「あの人は」…何や?」
『あ、だから…』
コナン「た、探偵だよ…小五郎のオッチャンに弟子入りしてたぜ?」
『わ、私と仕事仲間ってとこかな』
平次「何や…あのボケナスの弟子かいな…」
涼太(ボ、ボケナス…)
平次の言葉に涼太が頬をヒクつかせて笑っている
『(ま、私と同じ“ゼロ”に所属してるなんて…勝手にペラペラと話して良いわけないし…かと言って降谷さんは潜入捜査官…いつどこで組織の人間が聞いてるかわかんないし)』
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時