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平次「わざわざロンドンに行って告った奴と恋愛に鈍感の奴に言われたないわ‼」
コナン「オレの場合は…たまたまそこだけがロンドンだっただけで…」
『私の場合は…そういうのに出会った事がないだけで…』
平次「ホー…」
皿をそそくさと持ちキッチンに戻る
平次達以外の客がいないので、2人の近くに立って、話を聞く事にする
コナン「それよりいいのかよ?今日で…」
平次「あん?」
『日付け…でしょ?』
平次「ああせやったなァ…よりによって今日は…」
平次がスマホのカレンダーを見たと同時に
「13日の金曜日…だからですか?」
平次「え?」
『あ、安室さん』
音風の横に現れ、平次に耳打ちした安室
安室「その日が不吉だと言われる理由は諸説ありますが…よく言われているのがイエス・キリストの最後の晩餐が13人で行われたからとか、13は12進法から外れたキリの悪い数字だからとか…そしてキリストが磔刑に処せられたのが…金曜日…
そうそう、ケネディ大統領がダラスで暗殺されたのも…確か金曜日でしたよね…」
『安室さん‼からかうのもいい加減に‼』
安室「あははは…ですが、ここは日本、気にする事はありません…」
ゴクリと生唾を飲んだ平次の頭にポンッと手を置いた音風に安室はニコリと微笑み、アイスコーヒーを置いて行く
安室「たかが月頭から数えて13番目の日が金曜日だっただけの事…確率的には年に2回も来ますし…
なので気にせず好意を寄せる方に想いを伝えてもいいのでは?
キリストやケネディが亡くなったのは13日ではありませんしね…」
『そうそう!気に病む事ないよ、安室さんは30手前で彼女いなけりゃ結婚だってしてないから焦ってるのよ』
安室「沈めますよ?」
『物騒すぎます』
2人のガチトーンのやりとりにタジタジのコナン達
そんな中、ある男性が話し始めた
「されど13日の金曜日…1307年10月13日の金曜日にフィリップ4世によりフランス全土で、テンプル修道騎士団が一斉に逮捕され不当な理由で拷問や火炙りに処され…
1483年6月13日の金曜日には悪名高いリチャード3世に反逆を疑われた顧問官が処刑され…古くは、ジュリアス・シーザーがブルータスに裏切られて殺されたのも13日の金曜日だったとか…しかも今日は仏滅…日本的にも避けられた方がよろしいかと…」
『……』
「あ、これは失礼…会話が耳に入ったもので…つい戯れ言を…」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時