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翌日
時が経つのは早いものである
『ハァ…京都に2泊3日なんて鬼畜すぎる…修学旅行かよ』
赤井「キャラを保て」
沖矢昴の変装を解き、チョーカー外している赤井は、クスクスと笑いながら音風を見ていた
『赤井さんはいいですよね、私がいない3日間、コナン君と一緒にいれるんですから』
赤井「そうだな」
『ムカつきます、私がいない間に面白い事件あったらどうしよう』
赤井「大丈夫だろ、あのボウヤがいる」
『ですね』
2泊分の着替えを入れたバッグを肩から下げた音風は、玄関に向かい赤井に挨拶をしてから家を後にした
安室「おはよう」
『おはようございます「アンッ‼」おはよう…って、犬ゥゥゥウ‼!?』
安室「なんだ?犬苦手か?」
『…………(いや、待て待て、降谷さんが犬連れてるっておかしくない?その前になんで犬いんの?)』
頭の中でパニクっていると、足元に生暖かいものが当たった
『‼』
「アンッ‼」
『‼可愛い‼』
安室が連れて来た犬を抱き上げた音風は、頬に擦り付けた
『アハ、ちょっ、くすぐったいよ〜』
頬をペロペロと舐める犬に音風は、昔の事を思い出した
『あはは、ジョンにそっくりね』
安室「ジョン?」
『10年前に蘭と新一と3人で可愛がっていた犬なんですけど…新一ったら、学校の給食に出てきたパンをこっそり持って帰って帰り道にジョンにあげてたんです』
ペロペロと舐めまくる犬を抱き上げながら見つめていると、眉を下げながらジョンを思い出した
『あれからだいぶ経ったけど…ジョンのやつ…元気にやってんのかな…』
安室「そんなにいい子だったのか?」
『ええ、人懐っこい性格で私達とも仲良しだったんです、シェパードなんですけどね』
安室「へえ…」
『で、君の名前はなんて言うのかなぁ?』
お腹に顔を埋めながら聞いた音風に、安室が「ハロだ」と答えた
『ハロ…さん?』
ハロ「アンッ‼」
『いい名前をつけてもらったねぇ、よかったねぇ』
ハロ「アン‼」
『降谷さん、ハロさん可愛すぎます』
安室「早く乗れ」
『もっと戯れたいです』
安室「安心しろ、ペット可の旅館に泊まる」
『最高ですね』
ハロを後部座席に乗せた音風は、自分の荷物をハロの横に置いた
『犬の遊び道具持ってきてないですよ…言ってくれれば持ってきましたよ』
安室「その前に犬の遊び道具持っている事に不思議を感じる」
『探偵ですから、色々集めてますよ』
安室「末恐ろしい奴だ」
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月23日 21時