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『じゃ、安室さん 私行きますね!』
「え、ええ…」
『またポアロで!』
ヤバイヤバイと腕時計を見ながら走り去る音風の後ろ姿を見送る安室の背中は少し寂しそうに見えた
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ー
「ったく…何が悲しゅうて学校帰りの華のJKが…留守中の推理オタクの家を掃除せにゃならんのよ?」
「まぁまぁ…」
(すみませんねぇ…)
パタパタと埃を叩く園子に蘭がなだめた
「申し訳ありません、手伝って頂いて…私と音風さんで掃除するには広過ぎて…」
沖矢が水の入ったバケツと雑巾を持ってくると、園子は「いえ!お掃除好きなんで♡」と先ほどとの態度を変えた
(園子…)
『ごめんなさいっ!遅れちゃって!』
「あ、音風…姉…」
「ん?」
音風が沖矢の脇から現れ蘭が声をかけるが、音風の後ろに立っていた涼太に目が行った
「え!『D・ナイトキング』のエースの松風涼太!?」
「うっそ!なんでここに!?」
(なんで…!)
涼太の登場に沖矢以外が驚いていると、「誰ですか?」と沖矢が聞いた
「アメリカのプロバスケリーグのチームです 『D・ナイトキング』は、入るのも困難で…」
「何度もチームに入ろうと試験とかしても全て切られる確率がめちゃくちゃ高いっていうチームなんです」
『スカウトなんて一年にあるかないかだし…ね?涼ちゃん』
「ん?ああ、まあオレの場合はナイトキングのチームメイトと仲よかったし、バスケのテクを評価してくれてスカウトしてもらったんだよな」
(おいおい…)
涼太はニカニカと笑っていると、沖矢が「そういえば…」と口を開いた
「世良真純さん…でしたっけ?彼女は来なかったんですね…」
「ああ…世良ちゃんも誘ったんだけど…」
「何かまたホテルを引っ越すからバタバタしてるらしくて…でもホテル暮らしなんて憧れちゃうよ♡」
「そーお?」
(ま、豪邸に住んでるお嬢様は、毎日がホテル暮らしみてぇなもんだし…)
「その世良さんの周りに変わった人とか見ませんでしたか?」
2人「変わった人?」
沖矢の質問に蘭と園子が首をかしげる
「そう例えば…絶えず周囲を警戒し危険な相手なら瞬時に制圧する能力に長けた…「浅香」という名の…まぁ、そうは名乗っていないでしょうけど…」
2人「……」
沖矢の詳しい説明にコナンと音風は何かあるのかと思った
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サッカーバカ(プロフ) - Mahoさん» !誤字脱字ですね、本当にすみません!ご指摘ありがとうございます! (2018年9月23日 23時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60話でした (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
Maho(プロフ) - 60‐1のところお初が濡れちゃって→お札が濡れちゃってではありませんか? (2018年9月23日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2018年9月21日 20時