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最初こそは、話さえもしていた
3人でだべるのが楽しくて、毎日来ないかなとも思ってた
でも、それからはカルマが滅多に来なくなった
どうせ、渚との間に何かがあるものに耐えきれなくなったのだろう
毎日めげずに通ってくれる渚には、無理に来なくていいと伝えても、渚は友達でしょと答えてくれる
そんな優しさに、私はずっと無視していた
そんな時、カルマが暴力沙汰で停学を食らったと渚から聞いた時、私は予感していたことが当たったと思った
あいつ、喧嘩っ早いから絶対やると思った
「実はさ、僕もE組行きになったんだ」
『…なんで？』
「成績不振…。はぁ、母さんに怒られる」
『…嫌なことあればここに来たらいいじゃん。渚の母さん、私には弱いしさ
なんなら泊まれば良い』
「…うん、ありがとう」
『感謝はこっちだよ。毎日ノート見せてくれるんだから。それぐらい簡単だよ』
他人の家庭なんて微塵も興味ないけど、渚の家は特殊だった
いや、異様が当てはまる
渚の母さんは、渚に執着している
それはもう、まるでもう1人の自分を作り出しているかのように
渚自身の性も、否定し女の子として偽らせようとすること事態に、もうすでに終わりが見える
人生を失敗して欲しくない、自分の二の舞になって欲しくない
それだけのために、渚を進学校に通わせ、塾にも行かせている
渚からすれば、耐えられない家庭内環境
それでも頑張るのは、少しでも母親という彼女に褒められたいから
応えたいから
だから渚は頑張る
耐えれない時もある。そんな時は、私の家に来て、愚痴を零す
それでも、頑張った努力は報われずに「E組」行きが確定される
『渚は偉いよ。私が保証する』
「…青子ちゃんは優しいね。ありがとう」
『……』
渚の父さんは、そんな彼女の考えに耐えきれずに離婚
母親が心配だからという理由で渚は母親の元に残ったらしいけど、正直その選択は正しいのかわからない
私には父も母もいないも等しい
カルマと同じように、世界中を旅行しているのだ
まぁ、やりたいことをさせてもらってるから文句はない
私が暴力沙汰で停学を食らったと聞かされた時は笑い飛ばしてたらしいけど
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al8056(プロフ) - あれ？渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか？勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (
レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください！！！！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年2月24日 11時
