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《ロケット付近のセキュリティを一時オフにします。
警戒態勢は大半が自動化されているので…これで楽に発射台まで近づけます》
律のおかげで発射台まで来ると、流石に根元は人が多い
片岡のおかげで、なんとか発射台の階段を登る
「殺せんせーは？」
「一足先に宇宙船の点検してる」
『下手に人間が点検するより、念入りだろうね』
「事故ったら責任問題だしね」
『自分の生死がかかってる時に、まだそこにビビってるのもおかしな話だけど』
でも、そんな先生が私たちは大好きなんだよね
《管制室にはダミー人形の録画映像を流しておきます
今なら人間と入れ替わってもバレません》
ご丁寧に宇宙服まで着ているダミー人形から、宇宙服を拝借する
「さて、これに乗って宇宙に行けるのは2名のみ。適性検査ではこの中の誰でも大丈夫でしたが、行きたい人手ェあげて!!」
男子のほとんどが手を上げるけど、カルマはそこまで乗り気じゃなかったらしい
「まだ一度も成功してない試験機ですが…それでも乗りたい人!!」
そう言われたら、みんなおろしていく
「それでも俺は乗りたい。ロケットなんてメカ好きにとっちゃ垂涎ものだ」
『イトナ…』
彼もこの教室に送り込まれた暗殺者
最初は、殺せんせーと同じ触手を植え付けての登場だったけど、寺坂たちに救われて今は立派なE組生徒の1人
「けど、今回だけ譲ってやる。渚、カルマ、お前ら乗れ」
「はぁ？俺こう言う他人頼みのリスキーな挑戦嫌なんだよね。
寺坂とダミーを乗せりゃいいじゃん!! 仮に落ちても損害ゼロだし」
「あァ!?」
「挑発・戦闘のカルマと安心・暗殺の渚か」
『確かに。宇宙ステーションのハイジャックには、イイ人選かもね』
「ん。俺等は金稼いで自力で乗るよ」
「てめーら2人があんだけガチで戦ったから…俺等も一つにまとまってるんだろーが。責任持って先頭切れや」
ここまで言われても、カルマは頷かない
『渚、背中押してやりなよ』
トンッと渚の背中を叩くと、渚は小さく笑った
「カルマ、行ってみようよ。卒業旅行、友達とあそこ行けたら最高だな」
空を指差す渚に、カルマは「はいはい」と頷いた
言うこと聞く約束だしね、破る気はないだろう
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al8056(プロフ) - あれ？渚の両親って離婚じゃなくて別居じゃなかったですか？勘違いだったらすみません (2021年1月23日 12時) (
レス) id: 6b4ec52995 (このIDを非表示/違反報告)
世阿弥 - がんばってください！！！！ (2020年12月13日 18時) (レス) id: 6e54989a60 (このIDを非表示/違反報告)
ササクラ(プロフ) - 眼がチカチカする、、、、 (2020年6月14日 15時) (レス) id: 27331d7b4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年2月24日 11時
