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「…それは」
「俺たちでなんとかできますよ!!」
「だが現状、昼間に現れては早退や抜け出すことを余儀なくされる。お前たちも、勉強に励めないだろう」
「…それぐらい大丈夫です。ちゃんと合間に勉強もしていますし、睡眠だって」
「…お館様が提案をしているだけだ。決めるのはお前たちだ
今の鬼殺隊の増員を考えるのはお前たちで、お館様はお前たちの負担を減らしたいと言っている」
…増員を考えたとしても、今戦えるのはしのぶさんと義勇さんだけだ
「…ダメです」
「炭治郎…」
「元柱である皆さんを巻き込むのはできません。何より、奏多がそれを許しません
奏多は誰かが傷つくことを嫌がります。もちろん、あの人が傷つくことを最も恐れています」
「…宇髄か」
「…奏多、宇髄さんに出会ってから変わったんです。
あの人の記憶が戻りそうだと知って、極力顔を合わさないようにしてます
自分のせいで前世で苦しませてしまったからと」
「…炭治郎、奏多は確かに置いて逝ってしまった
だとしても、あいつが思い出せば」
「…ダメなんです。宇髄さんのことだから自分もって言うと思うんです。
止めると思う、命を張っている奏多をあの人は全力で止める。思い出せば、絶対そうなります」
義勇さんは眉を寄せて「炭治郎」と俺を呼ぶ
「俺も極力力を出せるように鍛錬を始めている」
「！」
「もしもの時のためだ。そのもしもの時のために、俺もお前たちの力になる
その時以外に俺は戦わない。…お前たちの背中を守る」
「義勇さん…」
「もしもーし」
え、と横を見れば、しのぶさんがニコニコとしていた
「冨岡先生だけが力を貸すと言ってるみたいですが、私も鬼に効く毒を作っているところですよ」
「えぇっ!?」
「もちろん、前世のように毒を食べていませんが、作るだけならいくらでもできますよ」
「え、でも…えっ」
「もちろん、前世同様戦える力はありませんが、君たちのサポートぐらいはできますよ」
「しのぶさん…」
「あ、もちろん。救護班としてもサポートしますからね」
「「はい！」」
「しのぶ、奏多はどうなんだ？」
伊之助…！
奏多を心配してるなんて…！
「うなされていましたが、今は眠ってますよ」
「うなされてる？」
「…多分、前世の記憶のせいでしょうね。それと、寝不足が重なったせいかと」
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ゆく(プロフ) - 新作の最後の行をみて思わず「出る予定ないのかよ！！」って言ってしまった… (2020年4月14日 19時) (
レス) id: 50396735f7 (このIDを非表示/違反報告)
因幡 - クラスのみんながカラスになってます。 (2020年4月12日 16時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - とても面白かったです新作楽しみにしています！ (2020年4月11日 23時) (レス) id: 21c084ba7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月9日 12時
