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冨岡さんの言葉に無言で小さく頷くと「そうか」と言葉が返ってくる









「小野宮」

『?』

「俺は…お前が死ぬことが怖い」

『え?』

「鬼舞辻を倒した後、お前は遠くへ行こうとしていたと炭治郎から聞いた…。
だが、宇髄の屋敷に迎えられ、最期は宇髄の腕の中で死んだと聞いた
前世では隊士を守って死んだお前でも、現世では違うだろう」

『………………』

「鬼殺隊のことは、世の中の誰もが信じられない存在だ
その存在の中に、お前たちはいる。もしもだ…もしも、世の中でお前たちのことが広まってしまえば、お前たちは叩かれてしまう…
それでもお前たちは鬼を倒すため、人のために命を賭けている…。俺には、お前たちを止める資格はないが…


頼む…死なずに鬼を殲滅してくれ」









震えている冨岡さんに『必ず』と返す









久々に学校に行ってみると、いつもと変わらないものの女子からの視線は余所余所しいものだった









『炭治郎』

「奏多!!」

「奏多!」

「遅いぞ、子分!!」

『すまない…。悲鳴嶼先生に訳を話すのが長くなってしまった』









冨岡先生がフォローを入れてくれたは良かったが、そのあと宇髄先生に追っかけられた







死ぬかと思った。









「それはいいんだが…1限は美術だ」

『善逸、サボろうか』

「だよな。俺死ぬわ」

「サボるのはダメだぞ!!」

「祭りの神の授業か!」

『こういう日に限って、鬼って出ないよな』









ガラリと開けられたドアからは、相変わらずの派手なメイクと額当てをつけてガムを食べる宇髄先生がいる








私たちを見た宇髄先生は、「お前ら4人、放課後美術室」と言った









もちろん、優等生な炭治郎が呼び出されたことにクラスのみんなは騒然となる









「…絶対アレだな」

「いいか、炭治郎。お前は何を聞かれても無視しろ…お前が嘘つけないのは前世からのお約束だ…」

『…せめて、鬼殺してから死にたかったなぁ』

「縁起でもないこと言うのやめてくんない!? アレ軽くトラウマなの!!! 俺のトラウマ!!! わかる!!? トラウマ!!!
兄貴とおんなじぐらい怖かったんだからね!!!!!!!」









グワングワンと肩を揺らす善逸に『わーったから、吐く』と言って、善逸を殴った

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ゆく(プロフ) - 新作の最後の行をみて思わず「出る予定ないのかよ!!」って言ってしまった… (2020年4月14日 19時) (レス) id: 50396735f7 (このIDを非表示/違反報告)
因幡 - クラスのみんながカラスになってます。 (2020年4月12日 16時) (レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - とても面白かったです新作楽しみにしています! (2020年4月11日 23時) (レス) id: 21c084ba7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年4月9日 12時

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