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21話 名前 ページ33

ガープさんが帰って、私はボーーーッとした









“ユナ”…








私の名前の一部であるものに、ガープさんは驚いていたし何か意味深なことを言ってた









「ティラ、昼飯食べないのかい?」

『あ、食べます!!』









ダダンさんからの声かけに慌てて返し、家に入る









サボside









「なァ、やっぱり聞いてみた方がいいよな」

「何をだ?」









おれの発言に、エースは振り返りながら聞いた







ルフィは今、カブトムシ相撲をしている









「ティラだよ。あいつ、自分のこと全然話さないだろ?
海賊のことを、なんで嫌ってる理由も、イマイチだし」

「別にそこまで気にならないだろ」

「気になるだろ。海賊嫌いなのに、なんでおれたちの夢を応援するんだ?」

「……………。無理やり聞いたら意味がないだろ。あいつが…あいつが説明するその時まで待っててやれ」

「……………そうだけどさ。おれ、あいつがなんか大きなものを抱えてるとしか思えないんだ」









時たま見せるあの辛そうな顔や、月に何かを願う顔







まるで、助けを求めているような顔









「“ユナ”、か…」

「ん?」

「ティラの名前、「ユナ・D・ティラ」だろ?
どっかで聞いたことがある気がする」

「ホントか!?」

「けど、だいぶ昔だと思うんだよな…。ジジイが言ってた気がするけど」

「覚えてる範囲でいい!!! なんかないか!?」









エースに詰め寄ると、「覚えてねェって」と押し返される









「けど、なんかすげェ奴の名前だったはずだぜ」

「すげェ奴の名前って…」

「おれの親父のように憎まれた名前じゃねェと思うけど」

「…うーーん」









おれたちが悩んでいると、「何悩んでんだ?」とルフィが木の棒を持ちながら来た









「お前にゃ関係ねェよ」

「なんだそれは!!」

「ははは。なァ、ルフィ。「ユナ」って何かわかるか?」

「ゆな?」

「あァ。ティラの名前なんだけどさ」

「ユナ…聞いたことあるぞ」

「え!?」

「ホントか!!?」









ルフィに詰め寄ると、「おう」と頷く









「昔、シャンクスが言ってた名前だぞ。なんか、すげェ女の人の名前だって」

「女の人?」

「他になんか言ってなかったか?」

「優しくて強ェ奴だって」

「……海賊か?」

「違ェと思うぞ」

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作者名:サッカーバカ | 作成日時:2020年1月5日 23時

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