ヒーロー科と結界師2 (ページ41)

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早速と言っていいのか知らないが、第一種目が始まった

障害物競走だ

計11クラスでの総当たりレース

スタジアムの外周4キロ

コースを守れば何をしたって構わないらしい

『さぁて、どうするか』

間流結界術は、一般人を巻き込まないのが流儀、だったよな

『いくぜ!!』

スターーーート！

『よっしゃぁ!!』

一年全員の頭上を結界で飛んでいく

地面が凍らされていたが、凍ることもなくズンズンと進んでいく

《さぁ、いきなり障害物だ!! まずは手始め…第一関門、ロボ・インフェルノ!!》

『うわぁ…』

でかいな

「一般入試用の仮想敵ってやつか」

「どこからお金出てくるのかしら…」

『滅したらどうなるかな…』

轟くんはロボットを凍らせた

攻略と妨害を一度にして、現在彼が1位

『方囲！定礎！結！滅!!』

ﾎﾞﾝｯ

ロボットの両足を滅し、空中に放り出すように結界を作る

ｶﾞｼｬｧ…ﾝ！

《1-A、墨村!! いきなりロボットぶっ壊すし、妨害するし!! こいつはすげぇな!!》

よし、このままならいけるな

《第一関門チョロイってよ!! んじゃ、第二はどうさ!?
落ちればアウト!! それが嫌なら這いずりな!! ザ・フォーーール!!!》

『穴に落ちればアウトなら、落ちなければいいんでしょ？』

岩と岩の間に長い結界を張る

『なははははははは!! 走っちまえばこっちのもんだ!!』

《墨村、なんで走ってんだ!!?》

《すげぇな》

走り切り、難関を難なくクリアすると、後ろを振り向く

『滅!!』

ﾎﾞﾝｯ

「あーあ、縄消しとばしたよ…」

『なっはっはっはっはっ！』

もういい、こうなりゃヤケだ

『ぬぉぉおおおおおおらあああああ!!!』

クソ兄貴が何言おうが、勝ってやるぜ!!

《最終関門、一面地雷原!!! 怒りのアフガンだ!!》