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「そそそそんな、2人に何を…ふふ2人は生きているのですか？」
「え？うん」
(何この子…)
「守香ちゃん？」
『とにかく、出久くん家に帰りなさい』
「で、でも…」
帰ることを渋る出久くんに、どうやって追い返そうかと考えていると
「良守、守香。どーすんのよ、その子たち
よりによって桜の咲いた晩にさぁ」
「いや、もう来ないと思ったんだけど…」
『右に同じく…』
「それ、あんたらのミスだよ」
「っせーなぁ」
『とにかく、出久くん。早く帰っ…(ﾋﾟｸｯ』
「来たよ、良守！守香！」
「ちっ！」
仕方ないか…
『2人とも、こっち来て！』
「むぐっ！」
「うえっ!?」
出久君の襟首をつかんで、桜の下に座らせる
「しばらくそっから動くんじゃねぇぞ！いいな！」
「ちょっとぉ、いいの？一般人巻き込んで」
『どーせ一般人には見えないでしょ。すぐ片付けるよ。さぁ、来たよ…』
大本命の花見客が！
「責任はあんたらが取りなよ！一般人に迷惑かけないのが間流の流儀なんだからね」
「大丈夫だって。一般人にゃ俺らが1人で暴れてるよーにしか見えねーって」
「来た来た」
『方囲！定礎！結!!』
大きな結界を作り出し、妖を丸ごと囲む
「また無駄の多いやり方して！」
『この方が早いんだよ！』
「結！結！結！ホーラ、たくさんこぼれてる」
『うるせえよ』
2人「滅!!」
ﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾝｯ
「ちっ、続々来やがるなぁ…」
「ふぅん…」
『ちょっと、金狼。何してんのよ！』
「あたしゃ、桜に当てられたザコを喰うのが唯一の楽しみでねぇ」
『てめぇが浮かれてんじゃねぇよ!!』
「いいだろ、どーせザコしか来ないよ」
「白尾、変なもの食べるのやめなさい」
「む、滅！」
『……。あーもう、めんどくさい』
「時音！この辺りの全部頼む！」
「え？」
『方囲！定礎！結!!』
「ちょっと守香!?」
大きく桜を覆い囲むようにして結界を張る
フゥゥッと上に出た桜に集まる
「あんたはいちいち力任せなんだよ。
小4の時、力使いすぎてぶっ倒れたの忘れたの？」
『忘れたね。さーあ、一気に片付けるよ。結!! 滅!!』
ﾎﾞﾝｯ
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年9月28日 21時
