ヒーロー科と結界師2 (ページ25)

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13話解かれた妖犬ページ25

それはある日のことだった

「えぇっ!?」

「守香が勉強会に行くことになったぁ!!?」

『うん…』

朝ごはんを食べながら、そう答える

「な、なぜじゃ？」

『出久くんやお茶子ちゃんが、わかんないところあるから教えて欲しいって…
で、近くのファミレスとかでやろうって話だったんだけど…』

「それが学校でやることになった、と？」

『うん…。それで、夜の仕事に間に合わないかもしれない…』

「そ、そんなぁ…」

涙を流す良守に、ショックを受けているのか怒っているのかわからないおじいちゃん

『だから良守、今日の仕事は…』

「まぁ、勉学ということならば仕方ないが…」

「…仕方ねェよな。守香んとこ、大変だし」

『ごめんね…。今度、ケーキ買ってくるから』

何度も良守に頭を下げて今日の仕事を任せることになった

「え、仕事に来れない？」

『うん。勉強会することになって…』

「それはいいけど…あんた、仕事放り出すわけじゃ」

「時音、守香は雄英で勉強だ」

登校が時音ちゃんとかぶり、今日のことを説明する

『だから今日はお願いね』

「別にいいけど…あんたこそ、勉強しすぎには注意しなさいよ」

『うん』

あ、守香ちゃーん！と出久くんの声が聞こえて、振り返る

『じゃあ』

「うん」

「頑張れよ」

『本当にごめんね、ありがとう!!』

2人に手を振って別れる

「今の時音ちゃんと良守くん？」

『うん。出久くん、今日はどこがわかんないの？』

「それがね」

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『って感じなの』

「おお、そういうことか」

放課後からずっと勉強をしている

「お前ら、何時まで」

『相澤先生、もうあとちょい』

「あのなぁ…。親御さんが心配」

『ちゃんと説明してきました。ね』

「うん！」

「私も大丈夫です!!」

「………はぁ」

相澤先生監督の下、私たちは門限ギリギリまで勉強した

「今日はありがとう！」

『ううん。私の説明で分かった？』

「うん！」